fc2ブログ

音楽の力

「人生山あり谷あり」とはよく申しますが、
まーさんは現在、
人生の“谷底”におります(笑)

しかし底まで下りれば、後は上を見て進むばかり。
変化を恐れず楽しめば、光はこちらに差し込み、
新たな生き方への期待と開放感で、
心が洗い流されていくようでもあります。


          ◇


昨日は、息子の空手の稽古が終わるのを待つ間、
涼をとる気持ちで、ラヴェルの「水の戯れ」を
聴きました。



涼しい音楽といって思い出すのは、
以前もご紹介しましたが
ドビュッシーの「沈める寺」(過去記事はこちらです。)

しかし昨日はラヴェルの気分。
流れる水を感じつつ曲を聴き終えると、
音楽にたゆたう心地よさから離れがたく、
続いて、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」を、
同じく辻井伸行氏の演奏で聴きました。

不覚にも、涙してしまいました。
そして初めて、自分の鬱屈に気づきました。

「言ひたきこと言はぬは腹ふくるるわざ」とは、
吉田兼好も上手いことを言ったものです。

同様に、「したきこと成さぬは胸ふたがるわざ」
とでも申しましょうか――

可能・不可能ににかかわらず、
臆することなく常に新しい道、新しい生き方を
模索すること。
宇野千代のように
「思いついたらもう、体が動いていた」
という生き方をすること。
これこそが、ある種の理想だと感じます。

先日見たTVで、俳優の佐藤健氏が、
「(自分が)集中しているということは、
その事柄が楽しいという証拠」
と述べておられました。
確かにその通りです。
まーさんも今後の人生の一瞬一瞬が、
楽しいことで満たされた“集中”の時間の
積み重ねであるよう生きていきたいと
切に思いました。


          ◇


変わって今日は邦楽の気分。
朝から「筑前琵琶 平家物語『祇園精舎』」
を聴きました。
シブいです。カッコイイです。

カッコいいものに触れると、人は元気になりますね。

そのうちに、ふと思い出して聴きたくなったのが、
吹奏楽曲の数々(まーさんはかつて、吹奏楽部で
クラリネットを吹いておりました)。

以下は昔、全日本吹奏楽コンクール課題曲として
作曲された、三枝成彰氏の
「オーヴァーチュア”ファイヴリングス“」です。
NHKの時代劇「宮本武蔵」のための音楽を
吹奏楽用に編曲したもので、お気付きのように
“ファイヴリングス”とは
『五輪書』を意味するわけですね。



久々に聴きましたが、やはりカッコイイですね~~。
これでもかというティンパニーの連打にシビレます(笑)

そしてこの曲。
まーさんは演奏したことがないのですが、
たいへん有名な吹奏楽曲
J・バーンズの「アルヴァマー序曲」です。
(画が殺風景でスミマセン・・・)



美しいものやカッコいいものへの無邪気な憧憬。
漠とした希望や根拠のない自信。
そんなものに満ちていた
元気な子供時代の自分を思い出させる曲で、
思わず笑みがこぼれてしまいます。


          ◇


音楽には
過去を想起させ、現在を浄化し、未来を期待させる
不思議な力がありますね・・・。




皆さまにとって音楽とは…?
↓(≧▽≦)↓
にほんブログ村 歴史ブログ 日本の伝統・文化へ
にほんブログ村

応援ポチありがとうございます!
スポンサーサイト



秋にはやはり・・・

急に寒くなってまいりましたので、今日は美容院の帰り、
秋冬のアイテムをそろえようと、
靴屋さん、洋服屋さんをあちこち見て回り、
楽しい時間を過ごしました♪



火曜の夜は、毎週出掛ける用事があるので、
その前に家事を早めに終えねばなりません。
今日は昼間の外出が長くなり、
結構タイトなスケジュールとなりました(汗)



しかし最近、まーさんは、ン十年ぶりに実家から持ち出してきた
クラリネットを吹くようになり、
一昨日買い求めたばかりの新しいリード(木管楽器のマウスピース
に付ける、葦などでできた薄い板)をどうしても試したくなって、
忙しいのに窓を閉め切ってブーブーやってしまいました( ゚Д゚)

演奏するのは主に、昔吹いた曲、それにいつもはピアノで弾いている
坂本龍一氏の曲やスタンダードナンバー、ジャズなどです。
昔ほど上手く吹けないのがちょっと残念ですが、
それでも、あの木管独特の柔らかい響き、心が癒されます(*´з`)



今日は何となく気分で「The Shadow of Your Smile」を吹きました。
映画「いそしぎ」のテーマ曲です。

まーさんはこの曲、小学生の時にピアノのスタンダードナンバー集で知り、
良い曲だなあ、と思って何度も弾いていました。
その後、これが映画のテーマ曲であることを知り、
ぜひ観てみたいと思っていた矢先、
たまたま昼間のTVで放送していたので、これは!!と思い観てみたのです。
中学生、いや高校生ぐらいの時だったでしょうか。
そして思ったのは。
「なんと背徳的な映画・・・」
・・・若かったですね、まーさんも(苦笑)

今思えば、そんな背徳的なんていう大げさなものではなく、
“単純なメロドラマ”なのでしょうけど――
当時は「自由奔放なシングルマザーと、敬虔な牧師(息子の学校の校長)との不倫」
というストーリーは、なんともはや・・・
いいのかなあ~~という感想を持ったものです、ハイ。




というわけで、今宵はその「いそしぎ」のテーマ、
「The Shadow of Your Smile」をば・・・



両親が好きだったフランク永井。子供の頃よく聴いてました。





今日の記事、「ゆ~る・じゃぱん」??
という疑問を持ちつつ、
日本が誇る美声の持ち主、
フランク永井のご紹介が出来たということで、
これはやはり「ゆ~る・じゃぱん」なのでございます(^-^;



にほんブログ村 歴史ブログ 日本の伝統・文化へ
にほんブログ村

ホントに涼しいのです

蒸し暑いですな・・・
夏の家事はつらいものです。特に台所仕事(汗)
火の熱さと空気の暑さで、頭が朦朧としてきます。ヤバイです・・・

こんな時まーさんが頼るのは音楽。イヤフォンで聴きながら家事をします。
すると、高ぶった気持ちが徐々に静まり、しまいには音楽に聴き入って・・・
・・・家事は適当に(苦笑)


中学生の夏、NHK FMを聴いていると、ドビュッシーの「沈める寺」が流れてきました。
「涼しくなる曲」特集ということでした。

驚くべきことに、この曲、ホントに“涼しい”のです。
ドビュッシーやラヴェルの曲は、全体的に水の流れのような涼感がありますが、中でもこの「沈める寺」はずば抜けて涼しいです。
心は静まり、体は水の中に沈んでいくようです。
私はフジコ・へミングの演奏でいつも聴いています。
あ~落ち着くわ~~


と、ここまで来て・・・あれ?これって全然「ゆ~る・じゃぱん!」ではないじゃないですか(苦笑)
「ゆ~る・ふらんす」??

というわけで「ゆ~る・じゃぱん!」的な涼しい曲をもう一つ。
細野晴臣さんの「紫式部 源氏物語」
これは杉井ギサブロー監督のアニメ映画「紫式部 源氏物語」のサントラです。
琴を多用した透き通る和の音色が、焚きしめた香のように静かに染みわたります。
美しく涼しいです。平安時代です。


今日も音楽で、蒸し暑さを乗り切るまーさんでした。


にほんブログ村 歴史ブログ 日本の伝統・文化へ

にほんブログ村



プロフィール

まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR