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おむすびの日

昨日、息子の小学校で持久走大会がありました。

持久走――これはもう、日本の学校の「冬の風物」と言ってもいいような気がします。小学校から高校まで、多くの学校で、冬マラソンや持久走大会を取り入れていますね。まーさんも、持久走については思い出がいっぱいです。皆さまはいかがですか?




ところで。
息子の学校では、持久走大会の日、給食は出ません。
「おむすびの日」と言って、
この日は家から、各自おむすびを持参することになっています。
お昼にはそのおむすびと、PTAの方が作って下さった豚汁を教室でいただくのです。

息子が小学校に入学する以前から、まーさんはこの「おむすびの日」の存在を知っておりました。そして、みんなスゴイおむすびを持ってくるのだと、噂に聞いていました。

「え~~ 例えばどんなおむすび? ウメとかサケとか入った普通のじゃないの?」
と、先輩ママ友に尋ねると、
「違うの!! おむすびの中にね、唐揚げとか入れちゃうんだよ。そういうのをみんな持ってくるの!!」

わお、唐揚げか~~。一体どうやって入れるのだ? 真ん中に入れたらすごく巨大なおむすびになってしまうのでは・・・
「それはね、天むすみたいに、上に乗せるような感じで握るみたいよ。」と。
なるほどね~~。まあ、おむすびと汁物のお昼ご飯だから、何かおかず的なものが一緒に入っていてもいいのかもしれないなあ。

――と思いつつ、まーさんは今までその「おかずinおむすび」は作ったことがありませんでした。

しかし先日、息子を驚かせようと思って、その「おかずinおむすび」を作って持たせてみたのです(実はこの「おむすびの日」、年2回あります)。その時のおむすびの内容は、まーさん宅の定番・ピーマン&じゃこの佃煮をご飯に混ぜ、真ん中に、好物のシューマイを隠して入れるというものでした(笑)

果たして息子はどのような反応をするか――

ちょっと期待して帰りを待っていると、息子は開口一番、
「お母さん!! 今日のおむすび、美味しかった!! シューマイ入ってたからビックリしちゃった!! また作って~~(≧▽≦)」
と言いました(笑)

ああ、やっぱり、ああいう面白いおむすびって嬉しいんだなあ。じゃあ次回も作ってみようかな^^




――というわけで、昨日のおむすびは息子のリクエストに従い、「唐揚げおむすび」と「ミニハンバーグおむすび」に決定いたしました(^^ゞ
ご飯には、これまた息子のリクエスト、ゆかりとゴマが混ぜ込んであります。

しかし皆さま、このおむすび、ちと握りづらくて難儀します・・・
何しろおかずが大きく、工夫しないと、ご飯が崩壊しそうになるのです(汗)
特に、ミニハンバーグには照焼き風のタレをつけたので、タレと混じり合ったご飯がぽろぽろとゆるくなり、
「あ~~ 崩れる~~」
と、まーさんは、一人キッチンで慌てふためいていたのでした(苦笑)

IMG_0105_convert_20131129111823.jpg
ラップにくるんで握ると、とりあえず三角おむすびになりました・・汗



ともかく、何とかうまく握りまして、水筒と共にそのおむすび達を持たせ、息子を送り出しました。




さて、持久走大会――
保護者も応援に行ってよいことになっているので、まーさんはビデオカメラを手に、我が息子の勇士を撮るべく、学校へと向かいました。
――と書くと、「さぞかしまーさんのせがれは走るのが速いのだろうなあ。一位二位争いでもするのか?」
と思われるかもしれませんが、まあ、中らずと雖も遠からず(・・か?)実はいつも、前から一位二位、ではなく後ろから一位二位を争っております・・・
何しろ走るのが苦手でして・・・
どちらかと言うと、空手とか相撲とか、そういうパワー系のスポーツに向いているようでございます。

ですから、何の期待もせず、変にドキドキすることもなく、ともかく完走してくれればいいや~~、とお気楽な気持ちで、見学することが出来ます(他のお母さんお父さん達は、もう必死に子供の名前を連呼し、心臓もつぶれんばかりの勢いで応援しておりました。親の方が真っ青になって――期待が大きいと、大変ですね・・・(まるで他人事・・・苦笑))

我が息子は、それはもう一生懸命にタラタラ、いやドテドテ、いや丁寧にゆっくりと走り(謎)、見事完走いたしました~~
素晴らしい!!
小学校時代は、必ずリレー選手に選ばれていた両親に、全く似ていない(笑)息子さまの、苦手でも頑張る姿に、ひとり目頭を熱くしている、ま-さんなのでした(親バカです、すいません・・・汗)




こうして満ち足りた気持ちで帰途に就いたまーさんは、途中一緒になった同じマンションのママ友とランチをし、更に満ち足りた気持ち(お腹?)になって帰宅したのでありました(爆)


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サンタクロースって・・・

突然ですが――
皆さまは子供の頃、サンタクロースの存在を信じていましたか?

今日は「第2弾 目に見えるモノと見えないモノ」
サンタクロースについてのお話を、お伝えしたいと思います。




先日、当ブログにて、我が息子が友達と遊んだ際のエピソードをご紹介しました。その同じ日、実はもうひとつ面白いお話があったのです・・・
今度は、友達Y君に登場ねがいます。




あの日、「不審者」「化け物」騒動で、すっかり遊ぶ時間が短くなってしまった子供達ですが、すぐに気を取り直し、彼らはまーさん宅で、戦いごっこやゲームをして遊んでおりました。

その間まーさんは、自分の部屋で別の仕事をしていたのですが、しばらくするとY君が、
「○○君のお母さ~ん」
と一人でやって来たのです。
大概こういう時は、ウチの息子がワルさをし、それをまーさんに報告するというパターンなので、
「またアイツ、やらかしたな~~」
と心の中で怒りつつ(笑)
「なに~?」
とY君に言いました。すると、彼は急に小声になって、
「あの・・・○○くんのお母さんに、聞きたいことがあるんです」
というのです。

なになに? 改まって、どうしたのだろう? 何の話だろう?

まーさんは好奇心と共に、もう一度、
「なに?」
と尋ねました。すると・・・
「あの・・・。クリスマスにサンタさんがプレゼントを持ってきますよね。それって、ボクのお母さんがサンタさんにお金を渡して、そのお金でサンタさんがプレゼントを買ってくるんですか?」
こんなことを言うのです。

ひゃ~(@_@)
これは・・・答えるのが難しい質問だぞ~(@_@)

「それは・・・Y君のお母さんが、Y君にそう言ったの?」
と聞くと、
「そう」
と言うのです。

Y君の心の中、まーさんには手に取るように分かります。
≪お母さんの言ったこと本当なのかな・・・サンタさんは、サンタの国でオモチャを作るのではなく、お母さんからお金をもらって、デパートか何かでプレゼントを買って来るのかな・・・大体サンタさんて本当にいるのかな。もしかしたら、いないんじゃないか?・・・ああ。もう何が何だか分からないっ!≫

Y君にとってこの話、それまで描いていた世界が一つ崩壊するくらいの衝撃だったかもしれません。

お母さんの話が本当かどうか、子供に確かめる術はないものです。

≪もし友達に、こんな突拍子もない話をしたら「何それ~~( ゚Д゚)」とか「お前サンタ信じてるの?」とか馬鹿にされちゃうかもしれない。ましてや先生に相談できる話でもないし。お父さんや爺ちゃん婆ちゃんは、きっとお母さんと同じことを言うだろうし。どうしよう・・・≫

Y君は、きっとそんな風に考えていたのではないでしょうか。

そして、思いついたのが、このまーさんの存在。
いつも遊んでいる○○君のお母さんなら、きっと何らかの回答をくれるかもしれない。
そう思って、こっそりワタクシの部屋へやって来たのでしょう。

ありがとう、Y君! そこまでこのまーさんを信頼してくれて(かどうかは謎ですが・・・汗)
まーさんは、ぜひその信頼に応えたい!!
何か素晴らしい回答を用意してあげたい!!

しかし・・・
実際は、応えに窮してしまったのでした(沈)
”お母さんがサンタさんにお金を渡して、クリスマスプレゼントを買ってきてもらう”
Y君ママ、なかなかスゴイことを思いつきますねえ(@_@)
確かに、サンタの存在を疑い始めている子供には、この説明、合理的かもしれません(笑)

しかしここで、まーさんは
「そうなのよ~~ サンタにお金渡してるのは、実はお母さん達なのよ~~」
と、安易に言ってしまうことは出来ないのです。なぜなら、我が息子は、未だにサンタとその国の存在を信じているからです(驚)

Y君から息子に、まーさんの言葉が伝わったら一体どうなるか・・・

まあ、どうにもならないかもしれませんが(笑)、ともかく息子の描いていた夢の世界が「実はお母さんのウソだった」ことを友達から知らされる、という事態に陥ります。
その展開は、ちょっと避けたいなあ・・・
じゃあ、どう説明しようかなあ・・・

応えに詰まりつつ、
「それはね、えーとね、お母さんがそう言ったんだよねえ?? う~ん・・・」
などと、へどもどしているうちに、I君までもがこちらの部屋へやって来て、まーさん達のやり取りを聞き始めました。そして思った通りI君は、
「え~~?! 何それ??」
という、ちょっとY君に呆れたようなリアクションを取りました。

それを見たY君、友達にバカにされたと思い、即座に
「もういいです――わけ分かんない・・・怒」
と言ってリビングに去ってしまいました(T_T)




皆さまでしたら、子供からこのような質問をされた時、どうお答えになりますか?

「目に見えるモノ」だけが真実ではない。「見えないモノ」だからと言って、存在しないという証明にはならない。

夢と現実のはざまで、自分の世界を再構築しようとしている子供達に、目に見える「プレゼント=お金」だけではなく、目に見えない「サンタとその世界」もあるかもしれないと、思い続けてもらえる回答を、今まーさんは一生懸命考えているところです(笑)




すっかり日本の行事として定着したクリスマス。
クリスチャンの方とはまた違う思いで、この季節の行事を感慨深く? 過ごすまーさんであります。



サンタクロースっているんでしょうか?サンタクロースっているんでしょうか?
(2000/11/27)
不明

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Y君の話を聞いて、思い出した本。おススメです^^


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目に見えるモノと見えないモノ

昨日は二十四節気の「小雪」でした。七十二候では「虹蔵れて見えず(にじかくれてみえず)」だそうです。

すっかりお馴染みなった『日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし―』(文 白井明大 絵 有賀一広 東邦出版)より引用します。

「小雪」
寒さが進み、そろそろ雪が降りはじめるころのこと。とはいえ雪はまださほど大きくなく、寒さもそこまではありません。
「虹蔵れて見えず」
虹を見かけることが少なくなるころ。北陸では、冬季雷と呼ばれる雷が増してきます。(新暦では、およそ十一月二十二日~十一月二十六日ごろ)


本書を見ると、今日・勤労感謝の日は「てぶくろの日」だそうです。「これから寒くなってくる時期なので、手がかじかまないように」と、昭和五十六年(1981年)に決められたとのこと。日本には、実に色々な記念日(的なもの)がありますね。

てぶくろ――まーさんはついこの間、黒い皮手袋を新調しました。日の差さない冬日の北風は、手指に応えます(@_@)まーさんは寒がりなので、マフラー・手袋は必需品です。今年はこの、ぴっちりした温かい皮手袋が、心強い?外出の供となってくれることでしょう(笑)


              ◇


ところで今日は「目に見えるモノと見えないモノ」についての面白いお話を一つご紹介します。息子とそのお友達のエピソードです。

我が家の息子さま、学校が終わると、ほぼ毎日のようにお友達と遊びに出かけます。昨日は、友達I君がまず我が家に寄り、それから息子と二人で友達Y君の家に向かう、との約束をして帰って来ました。

息子が帰宅してしばらくすると、I君がやってきて、エントランスのインターホンを押しました(ウチはオートロックマンションなので、来客者はまず、エントランスでその家の人を呼び出します)。息子はインターホンの受話器を取り、マンションの入り口を開けてI君を中に入れました。そして自分もすぐにエレベーターで、エントランスに向かいました。

ところが――
息子はすぐ家に帰って来て、
「I君がいない。どこに行っちゃったんだろう・・??」
と当惑の面持ちで言うのでした。

え?ついさっきマンション内に入ってもらったのに、いないってどういうこと?
まーさんも何故なのかよく分からず、
「どうしたんだろう、どこに行ったのかなあ」
と一緒になって困っていました。

すると息子は、
「もしかしたらI君、一人でY君の家に行っちゃったのかもしれない」
と言って、ベランダから外を覗きました。
まーさんは、
≪まさかそんなことあるまい。だって今来たばかりなのに、なぜ息子との約束を違えて、一人で急にY君の家に行ってしまうのか。そんなことは考えられない≫
と思っておりました。

しかし・・・!!
ベランダから外を見ていた息子は、
「あ!!いる!!I君だ。あそこ歩いてるよ!!」
と言って、近くの横断歩道を指さしました。すると、本当にI君はY君の家のほうに向かって小走りに歩いているのです。

まーさんも息子も訳が分からず、顔を見合わせていましたが、突如息子は、
「オレもY君の家に行く!早くしないと遊ぶ時間なくなっちゃうから!お母さん、一緒に来て!」
と焦って叫びました。
まーさんは、風邪が治りきっておらず、咳がひどくて動きたくなかったので、いつもは息子の要望に従って遊びに出かける時は送り迎えをするのですが、この日は、
「一人で行ってくれば。大丈夫だよ、皆一人で遊びに行ってるじゃない。」
と言いました。
すると息子は、
「一人じゃ行けない!だって不審者が出るもん。先生だって一人で遊びに行っちゃダメって言ってるもん!!!あ~~もう遊ぶ時間なくなっちゃう!!!うわ~~~~~ん(大泣)」
と言って、顔をくしゃくしゃにして泣いたのでした。

そうなのです。息子は、学校や家でしつこく注意された「不審者に気を付けよ」の言葉が、強烈な恐怖として心に染みつき、一人で遊びに出かけることが出来ないのです。

もちろん、他の子供達は、たとえ女の子であっても、平気で一人で遊びに出かけていますので、我が家の息子が並はずれた怖がりなのだ、と言ってしまえばそれまでです。

しかし、不審者情報は本当に頻繁に報告され、現に昨日も、学校からのメールにて不審者情報が通知されており、「ご家庭でも注意を促してください」との文言がそこに書かれてあるわけです。

世界でも類を見ない安全・安心な国として、オリンピック招致の際にもアピールされた日本ですが、それでも昔に比べたら、日常生活の危険度は確実に増していると言えます。

怖いから一人で行けない、でも遊びたい、と大泣きする息子を前に、風邪引きのまーさんは致し方なく、大マスクにコートの襟を立て、それこそ不審者じみた格好ですが(汗)息子と共に外へと向かいました。
しかしエントランスから出ようとしたその時、向こうから何と、I君とY君が連れ立ってやって来たのです。

それまで、
「I君は約束破って云々・・・(怒&泣)」
とブーたれていた息子は、二人を見た途端ケロッと機嫌を直して、
「ウチであそぼー!!」
と言って、夕焼けチャイムが鳴るまで三人仲良くまーさん宅で遊んで帰ったというわけです。

ところで。
なぜI君は息子との約束を違えて一人Y君宅へ向かったのか。
我が家に向かうエレベーターの中で、息子がその理由を訪ねました。すると・・・
「だって、○○くん(息子)の家に行こうと思ってエレベーターに乗ろうとしたら、Kさん(マンションに住む上級生の女の子)が『そのエレベーター・・出るよ・・(化け物が)』って言うんだもん。だから、二人で乗った方がいいと思って、Y君を呼びに行ったんだよ」
と・・・(◎_◎;)

一人きりのエレベーターに化け物が出る恐怖・・・その恐怖に慌てふためいたI君は、援軍を求めてY君の家に急いだ、というのが、この行き違いの真相だったのです。




子供の恐怖は、いろんな所にいろんな形でちりばめられているものなのですね。あるいは目に見える恐怖「不審者」、あるいは目に見えない恐怖「化け物」――

「化け物」についてはまーさん、日本文化に古くから根づく「目に見えないモノへの畏敬」の一種と思い、ある意味好ましい現象と感じます。暗い廊下やトイレ、押し入れ、誰もいない部屋等に、何か得体の知れないモノ達がうごめいていると感じることは、心の陰影を大切にしてきた日本人の在り方を、子供達が正しく継承していると思い、「よしよし」という気持ちになります(笑)

しかし、我が息子が感じている「目に見える恐怖」。これについては、無理だと分かってはいますが、古き良き日本の復活を願わずにはいられません。即ち、まーさんが子供の頃過ごしたような、「どこの家も玄関の鍵をかけず、近所の人が自由に出入りする」ような社会。

ありえませんよね、そんな世の中(苦笑)

しかし、息子に「マンションで会った人には、たとえ顔見知りでなくとも挨拶をしなさい」と教える一方、「知らない人には十分気を付けなさい」と教えねばならない矛盾が、常々どうにも遣り切れないわけであります。

過去の日本に戻ることは不可能ですが、ご近所コミュニティーの新たな構築ということも含めて、少なくとも、現在の日本が持っている美点(おかげさま・おもてなし・おたがいさま等の心)を無くさないよう、努力していきたいと考える次第です。



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山頭火の句

いやはや、すっかりご無沙汰しております(汗)

まーさん、久々に風邪をこじらせてしまいました。
首から上が、あちこち痛くて難儀しております(^^ゞ
何か温かいものでも食べて、早く治したいです。


             ◇


ところで、まーさんは昨年大病をしました。現在は定期的に検診を受けておりまして、昨日がその日でした。
お陰様で、異常はありませんでした。
まだ全ての検査結果が出ているわけではありませんが、とりあえず、すぐに結果が分かる検査については、問題がありませんでした。とてもホッとしました。

生きていることは、それだけでスゴイことなのだと、こういう時にふと気づくように思い出します。

そしてまた、ふと、種田山頭火の句を思い出しました。

人は一人では生きられない、しかしやはり究極的には一人なのだと、そんな気持ちが帰りの電車の中で心を過ぎりました。
その時の心に敵った山頭火の句を、ここに挙げてみます。秋冬の句が中心です。




しぐるるや死なないでいる


張りかへた障子のなかの一人


生き残つたからだ掻いてゐる


百舌鳥啼いて身の捨てどころなし


どうしようもないわたしが歩いてゐる


ぶらさがつてゐる烏瓜は二つ


すべつてころんで山がひつそり


すつかり枯れて豆となつてゐる


秋となった雑草にすわつてゐる


しみじみ食べる飯ばかりの飯である


あるひは乞ふことをやめ山を観てゐる


いつまで旅することの爪をきる


寒い雲がいそぐ


笠へぽつりと椿だった


月が昇つて何を待つでもなく


お正月の鴉かあかあ


ぬくい日の、まだ食べるものはある


雪へ雪ふるしづけさにをる


すッぱだかへとんぼとまらうとするか


かさりこそり音させて鳴かぬ虫が来た


ひとりきいてゐてきつつき


こほろぎよあすの米だけはある


ふと子のことを百舌鳥が啼く


人を見送りひとりでかへるぬかるみ


しぐるる土に播いてゆく


ここにかうしてわたしをおいてゐる冬夜


よびかけられてふりかへつたが落葉林


雪へ足跡もがつちりとゆく


雪のあかるさが家いつぱいのしづけさ


椿のおちる水のながれる


誰か来さうな雪がちらほら


ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない


何もかも雑炊としてあたたかく


日ざかり落ちる葉のいちまい


わかれてきた道がまつすぐ


ここで寝るとする草の実のこぼれる


よい道がよい建物へ、焼場です


さて、どちらへ行かう風がふく




風邪を引くと、子供の頃、学校を休んで寝ていた冬の日を思い出します。窓越しに降り注ぐ暖かいお日様、風の音、舞い上がる落ち葉、鋭い鳥の声――
そして、その時に感じた、一人ぼっちのしんと静まった気分、生きていることの不思議、なぜ私はここにいるのかという問い、人もモノも近くて遠いような表現しにくいノスタルジー――そんなものも、心に呼び起されます。




病は身体や魂を意識させ、自身の存在や地球、あるいは宇宙について、様々な問いを投げかけてくるもののようです。

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*参考図書『山頭火 句集(一)』(種田山頭火 春陽堂)



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スィルニキ~ロシア版お焼き~

以前にも書いたかもしれませんが、まーさんは息子と共に「21か国語で話そう」というクラブに所属しております。
毎週火曜と金曜の夜、このクラブにて、多言語ゲームやダンス、CDに合わせての多言語発話、国際交流話のシェアなどを行います。それこそ老若男女、赤ちゃんからお年寄りまで様々な立場・年齢の人々が集まり、オープンハートで楽しい時を過ごします。

当クラブには、他国へのホームステイプログラムもあり(逆に、他国からのホームステイ受け入れプログラムもあります)、大人も子供も様々な国にホームステイに出かけていきます。




今週の日曜日、今夏ロシアに2週間ホームステイした男の子(小6)の体験談を、少人数のメンバーで聴かせてもらう機会がありました。
そのお話、とてもとても面白かったです。
その子・K君は、スポーツが得意で活発な子ですが、普段は寡黙で、多くを語ることをしません。しかし、彼の撮って来たホームステイ中の写真の見つつ「これはどこ?」「これは誰?」「何を食べたの?」などと質問をしていくと、ゆっくりとかみしめるように、とつとつと思い出を語ってくれたのでした。それは、ホストファミリーとの楽しい思い出、おじいちゃんとの温かいエピソード、時にはハプニングなど、様々な経験と思いが詰まった、素敵なお話でした。




で、ここからが本題です(前置き長い・・・汗)
K君のお話の中で、「ステイ中食べたもので、美味しかったもの・あまり美味しくなかったもの」の話題になった時です。
美味しかったものは「ママが作ってくれたグリルチキン」とのことでしたが、「美味しくなかったものは?」と尋ねた時、彼は「名前が分からないけど、小さなパンケーキのようなもので、食感がぶつぶつ、ちょっと酸っぱい」という食べ物を挙げました。

写真も撮ってあったので見せてもらうと、確かに小さなパンケーキのようです。見た目はとても美味しそうなのですが・・・とにかくそのぶつぶつした食感が、K君には馴染めなかったそうです。「ぶつぶつ」って何が入ってるんだろう、気になる・・・一体この料理は何という名前なのだろう・・

気になり出すと止まらなくなるまーさん、その場でスマホ検索いたしました。すると、クックパッドで、彼の撮ってきた写真と全く同じ形状の食べ物が見つかりました。

その名は「スィルニキ」
クックパッドの説明では「ロシアでポピュラーなカッテージチーズのパンケーキ」とありました。日本のお焼きに似ているとも。
確かに見た目はお焼きっぽいですね。

そうか、ロシア版お焼きか~~。
材料は、
・カッテージチーズ
・とき卵
・ハチミツor砂糖
・プレーンヨーグルト
・小麦粉
・塩
・レモン汁
で、水切りしたカッテージチーズとその他の材料を混ぜて、多めの油で小さなパンケーキのようにして焼くとのことでした。

それにしても、どんな味なのだろう、スィルニキ。気になる・・・
K君が苦手だったその味を、どうしても味わってみたくなり(変)、ついに材料を購入して作ってみることにしました。

それがこちら。
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どうですか。
まさにロシア版お焼きですね。見た目は結構、美味しそうじゃないですか??
で、出来上がったものをさっそく試食^^

お? お~~?? 不味くないよ!
味は、材料一つ一つが口の中に広がる感じです。
チーズ、ヨーグルト、レモン、ハチミツ、塩。それらが混じり合わずにふわっと一度に味わえます。

しかし、油をたくさん使っているのと、チーズが大量に入ってるため、胃がもたれてしまって、たくさんは食べられませんでした。件のK君も、ママチカに「イショ~(もっとどうぞ)」と勧められ、できる限り頑張って食べたそうですが、2枚だけ残してしまったとのことです(美味しくないと思ったのに、よくそこまで頑張って食べたなあ、エライ!!)

この日まーさんが作った「スィルニキ」は、冒頭で紹介したクラブの集まりに持っていき(ちょうど火曜日でした)、K君のお話をメンバーとシェアした後、
「では、その”美味しくない“というスィルニキですが、実際に作ってみました~~」
と言って取り出すと、皆わ~~っと言って次々に試食していました(勇気あるなあ・・・)しかし、意外と評判は良かったです。ロシアでは苦手だったというK君も、まーさんのスィルニキを食べてみて、「これは美味しい」と言ってくれました(^^ゞ


                  ◇


ホームステイ。
これは普通の旅行では味わえない、密度の濃い人間関係を築ける貴重な体験です。密度の濃い分、楽しいこともつらいこともたくさんあるでしょう。特に子供達にとっては、家族から離れ、言葉の通じない異国の家族に一人お世話になることは、計り知れない不安を伴う経験だと思います。そんな中で、様々なハプニングにも負けずホームステイをやり遂げてきた彼らは、出発前に比べ、皆一様にキラキラ輝いて、自信に満ち、一回り大きくなって帰ってきます。その変化には、本当にいつも驚かされます。


                  ◇


話は少々飛躍しますが、まーさんの理想について。

それこそ机上の空論かもしれませんが、世界中のあらゆる人間が、人種・性別・年齢等の枠を超え、ナマの人間同士として付き合っていける環境が、少しずつでも広がっていくことにあります。もちろん生活環境の違い(生活格差も含めて)や信条の違い、政治的文化的対立、その他ありとあらゆる難問が山積していることも十分承知の上です。ここで取り上げたホームステイにしても、ごく一部の人間(ある程度の生活レベルが確保されている家庭)に許された経験であることは、間違いのないことです。

そんな様々な矛盾や疑問はありますが、少なくとも、今自分がいる環境において、地球人として日本人として何が出来るのか。あらゆる人々に心を開いて対峙するにはどうしたらよいか。また話は広がりますが、人間だけではなく、地球上のあらゆる存在(生物・無生物)との共生には何が必要なのか。

まーさんは、そんなことをいつも、心に抱いて生きていたいのであります。




ロシアの「スィルニキ」。
訪れたことのない異国とその人々の生活に思いを馳せる、ステキなきっかけとなりました。


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立冬、でしたね

昨日は立冬でした。

またまたいつもの本
『日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし―』
(文 白井明大 絵 有賀一広 東邦出版)
を開きます。
引用させていただきます。

立冬とは、冬の気配が山にも里にも感じられてくるころのこと。
木々の葉が落ち、冷たい風が吹き、冬枯れの様子が目立ってきます。


確かにそうですね。
昨日の午前中は、冷たい雨が降る中、10月に出産されたママへのお祝い選びに、
お友達と出かけましたが、屋外はとても寒くて、思わず震えてしまいました(@_@)




上記の本を見ますと、11月7日~11月11日頃は、
七十二候では「山茶(つばき)始めて開く」と言うそうで
山茶花の咲き始めるころ、を意味するとのことです。
童謡『たき火』を思い出しますね。

二番の歌詞
♪さざんか さざんか さいたみち
♪たきびだ たきびだ おちばたき
は、とても印象的です。

家の前で、落ち葉を掃き集め焚き火をする・・・
まーさんは実際に見たことがありません。
しかし、小さい頃から慣れ親しんだこの歌を聴くと、
立ち上る煙の臭いや木枯らしの冷たさ、
薄曇りに映える山茶花の垣根などが、
とてもリアルに浮かんでくるのです。




また、先の本には次のようにも載っていました。

○旬の果物:みかん
○旬の日:鍋の日

え、鍋の日??そんな日があるのですか。
何でも、一(い)一(い)七(なべ)の語呂合わせから、
11月7日は「鍋の日」なのだとか・・・

そうか、知りませんでした。
昨日7日は鍋ではなく、息子のたっての!?希望で、
ステーキにしてしまいました・・・(^^ゞ

でも良いのです。
平日は、夫の帰りが遅く、夕食を家族全員で囲めないので、
まーさん宅では、鍋は休日専用の献立なのです。

次の土日は、是非とも鍋にしようと思います。
水炊き、ちゃんこ、湯豆腐、etc・・・
迷いますねえ(笑)




あ、そうそう。
時々お邪魔させていただくブロガーさんが、
先日トマト鍋をやってらして、
それがめちゃくちゃ美味しそうでした(≧▽≦)
というわけで、
トマト好きのまーさん、
今回はこれにチャレンジしてみようかと思います。
(溶けるチーズを入れたり、タバスコをかけたりするそうですよ。サイコ~☆彡)

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寒そうな風景


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空手の試合

今日は息子の、空手の試合でした。
今年の3月から始めたのですが、今日が初めての試合です。
ほんの少しだけ、ドキドキします。





空手の試合には形(かた)と組手(くみて)の二つがあります。

形とは、各種の技を決まった順序で演武するもので、形の種類を全て数えれば数十にも及ぶと言います。また流派によっても違います。試合では、演武の完成度の高さを競い、勝敗を決めます。

一方組手は、二人で相対して技を掛け合い、勝敗を決めます。防具を付け、手足を使って相手の顔・足以外の部分を狙い打ちます。




我が息子さまは、形をまだしっかり覚えていないので(苦笑)、組手のみの出場でした。
試合前、師範の奥様から、
「初めての試合はね、負けて当たり前だから、負けても『頑張ったね~~』と声かけてあげて下さいね~」
と教えられていましたので、それほど期待はせず観戦しました。
そして思った通り、一回戦敗退でした(^^ゞ

息子は、
「負けちゃった。残念。悔しい。」
と口では言っておりましたが、それほど残念そうにも見えず・・・( ゚Д゚)
自分の試合が終わったら、
「もう帰ろ~~」
を連発していました(?_?)
ともかく、スポーツの勝敗に異様にこだわらない??子供が、ウチの息子なのです。
負けたら悔しくて悔しくて・・・という様子を見せたことは、スポーツに関しては、ただの一度もありません(将棋やトランプでは、逆に異常に勝ちにこだわります(苦笑))。
こういうところは、まーさんにも夫にも全く似ていないので、たとえ親子とはいえ、全然違う魂を持っている別の人間なのだなあ、としみじみ実感します(‘◇’)ゞ




ともかく、空手は心と体を鍛え、それによって、強さのみならず礼儀や思いやり、優しさ、誠実さ、努力する心等を培うという、素晴らしいスポーツであります。
以前、当ブログでも取り上げましたが、息子の所属する空手道場では、以下の修養訓を練習の最後に必ず全員で唱和します。

全日本空手道 
剛柔流会修養訓 
  五ケ条
我等空手道を修むる者は
一、 剛柔の道を学ぶを以って誇りとすべし
一、 礼儀を正しくすべし
一、 質実剛健を旨とすべし
一、 団結互助の精神を養うべし
一、 日本古来の伝統たる尚武の気風を尊重すべし
                                以上


いつ読んでもまーさん、シビレテしまいます(笑)
息子の入門早々より、これを壁に貼って眺め、暗誦して心に留めております。

まーさんは剛柔流を修めておりませんが、自身も、
「礼儀を正しくし」「質実剛健を旨とし」「団結互助の精神を養い」「尚武の気風を尊重」したいと、強く思う次第であります。



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まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

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