まーさん超訳『竹取物語』〰かぐや姫帝の召しに応ぜず昇天す④~
今日は久々に家族三人での外出。
行き先は「鉄道模型祭り」です(笑)
このイベント、近所の公民館で開かれていたのですが、
先日まーさんが見つけてきて、夫を誘ったのです。
鉄オタ(Nゲージオタク)の夫ならば必ず食いつくであろうと・・・
思った通り、近頃すっかり出不精になった夫は、
珍しく三人で出かける気になったようでした(爆)
歩いて会場に向かう途中、春の花にたくさん出会いました。

沈丁花の香りは春を感じさせます。

白木蓮の並木道

道端の水仙
そして公民館到着。様々なジオラマが所狭しと並べられており、
夫もじーっと模型に見入っていました。

雪模様のジオラマと、走り来るNゲージ

勢ぞろい^^

街並みがリアルです。
鉄道好きのチビッ子たちも、Nゲージを自分で動かしご満悦の様子。
集まっている大人達(お兄さん&おじさん)の話に耳を傾けると、
全く分からない専門用語の数々・・・汗
きっと夫にはすべてが分かったのだと思います(^^ゞ
暖かい春の日、のんびりとした一日を過ごしたまーさん一家でした――
◇
まーさん超訳『竹取物語』
〰かぐや姫帝の召しに応ぜず昇天す④~
《あらすじ》
帝が仰る。
「造麿(みやつこまろ)の家は、山のふもとに近いそうだな。そこで提案だが――
私が“御狩りの御幸”〔天皇が狩りにお出ましになること〕をするふりをして、かぐや姫を見てしまうことは出来ないだろうか。」
造麿が申し上げる。
「それは妙案です。いやなに、かぐや姫が心ここにあらず油断している時にでも、急に御幸してご覧になれば、きっと見ることが出来ましょう。」
こう奏上すると、帝はにわかに日を決定して御狩りにご出発になり、かぐや姫の家にお入りになって中をご覧になる。
すると、家の中には光が満ち、いわく言いがたい気品ある美しさで座っていらっしゃる人がいる。
「これが――きっとかぐや姫であろう。」
と帝はお思いになり、逃げて奥へ入ろうとする袖をとらえると、姫は顔を隠してそこに控える。しかし、初めに姫の姿をよくよくご覧になっていた帝は、顔は見えずとも類なく素晴らしい方だと確信なさって、
「放しはしないぞ。」
と言って連れて帰ろうとなさる。
すると、かぐや姫は答えて奏上する。
「わたくしの身が、この国に生まれた者でしたら、帝が如何ようにもお使いになれるでしょうが、そうではございませんので、わたくしを連れていくのはたいそう難しいことでございましょう。」
帝は、
「どうしてそのようなことがあろうか。やはり、このまま連れて行くぞ。」
と言って、御輿(こし)を邸にお寄せになると、このかぐや姫は、何としたことか、急に姿が消えて、影のようになってしまった。
帝は甲斐もなく残念にお思いになり、
「本当に普通の人ではなかったのだ―――」
とお考えになる。そして、
「そういうことなら、御伴(とも)として連れては行くことはあきらめよう。だから、もとのお姿にお戻り下さい。せめてそのお姿を見て、私は帰ることにしよう。」
と仰せになる。するとかぐや姫は、もとの姿に戻ったのだった――
帝は、このような結果に終わってしまったものの、やはり素晴らしい女性だと思うお気持ちを、せき止めることがお出来にならない。
二人はこの後どうなってしまうでしょう・・・?
次回に続きます。
参考文献
*『日本古典文学全集8 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』(小学館)
*『岩波古語辞典』(大野晋 佐竹昭広 前田金五郎 編)
遂に正体発覚!かぐや姫=宇宙人?!
↓\(◎o◎)/↓

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このイベント、近所の公民館で開かれていたのですが、
先日まーさんが見つけてきて、夫を誘ったのです。
鉄オタ(Nゲージオタク)の夫ならば必ず食いつくであろうと・・・
思った通り、近頃すっかり出不精になった夫は、
珍しく三人で出かける気になったようでした(爆)
歩いて会場に向かう途中、春の花にたくさん出会いました。

沈丁花の香りは春を感じさせます。

白木蓮の並木道

道端の水仙
そして公民館到着。様々なジオラマが所狭しと並べられており、
夫もじーっと模型に見入っていました。

雪模様のジオラマと、走り来るNゲージ

勢ぞろい^^

街並みがリアルです。
鉄道好きのチビッ子たちも、Nゲージを自分で動かしご満悦の様子。
集まっている大人達(お兄さん&おじさん)の話に耳を傾けると、
全く分からない専門用語の数々・・・汗
きっと夫にはすべてが分かったのだと思います(^^ゞ
暖かい春の日、のんびりとした一日を過ごしたまーさん一家でした――
◇
まーさん超訳『竹取物語』
〰かぐや姫帝の召しに応ぜず昇天す④~
《あらすじ》
帝が仰る。
「造麿(みやつこまろ)の家は、山のふもとに近いそうだな。そこで提案だが――
私が“御狩りの御幸”〔天皇が狩りにお出ましになること〕をするふりをして、かぐや姫を見てしまうことは出来ないだろうか。」
造麿が申し上げる。
「それは妙案です。いやなに、かぐや姫が心ここにあらず油断している時にでも、急に御幸してご覧になれば、きっと見ることが出来ましょう。」
こう奏上すると、帝はにわかに日を決定して御狩りにご出発になり、かぐや姫の家にお入りになって中をご覧になる。
すると、家の中には光が満ち、いわく言いがたい気品ある美しさで座っていらっしゃる人がいる。
「これが――きっとかぐや姫であろう。」
と帝はお思いになり、逃げて奥へ入ろうとする袖をとらえると、姫は顔を隠してそこに控える。しかし、初めに姫の姿をよくよくご覧になっていた帝は、顔は見えずとも類なく素晴らしい方だと確信なさって、
「放しはしないぞ。」
と言って連れて帰ろうとなさる。
すると、かぐや姫は答えて奏上する。
「わたくしの身が、この国に生まれた者でしたら、帝が如何ようにもお使いになれるでしょうが、そうではございませんので、わたくしを連れていくのはたいそう難しいことでございましょう。」
帝は、
「どうしてそのようなことがあろうか。やはり、このまま連れて行くぞ。」
と言って、御輿(こし)を邸にお寄せになると、このかぐや姫は、何としたことか、急に姿が消えて、影のようになってしまった。
帝は甲斐もなく残念にお思いになり、
「本当に普通の人ではなかったのだ―――」
とお考えになる。そして、
「そういうことなら、御伴(とも)として連れては行くことはあきらめよう。だから、もとのお姿にお戻り下さい。せめてそのお姿を見て、私は帰ることにしよう。」
と仰せになる。するとかぐや姫は、もとの姿に戻ったのだった――
帝は、このような結果に終わってしまったものの、やはり素晴らしい女性だと思うお気持ちを、せき止めることがお出来にならない。
二人はこの後どうなってしまうでしょう・・・?
次回に続きます。
参考文献
*『日本古典文学全集8 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』(小学館)
*『岩波古語辞典』(大野晋 佐竹昭広 前田金五郎 編)
遂に正体発覚!かぐや姫=宇宙人?!
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