スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

まーさん超訳『竹取物語』~石上の中納言と燕の子安貝①~

今朝はまーさん、息子の小学校の旗振り当番でした。
「旗振り」とは、子供達の登校時間に
保護者が要所要所の交差点に立ち、
黄色い旗を持って交通指導に当たることを言います。

登校班別に、まとまって歩いてくる子供達。
風邪やインフルエンザも流行っているせいか、
マスクをした子も多く見受けられます。

まーさんは張り切って、
「おはようございまーす!!」
と挨拶をしたのですが、
寒さのためか、皆うつむきがちで
挨拶を返してくれた子はまばらでした・・・(泣)

『みんな!!寒いけど、
挨拶で気持ちを盛り上げよう\(^o^)/』
と、心の中で叫ぶまーさん・・・(汗)

挨拶は「場」を良い気で満たす魔法の言葉――
しかし現代日本では、
昔ほどこの「魔法の言葉」が
頻繁に交わされていないようにも感じます・・・(淋)

不審者等が多発し、
容易に人を信じられない世の中。
そして地域コミュニティの緩やかな崩壊。
こんなことが、その主な原因でしょうか。

まーさんは子供達に、できるだけ笑顔で(^^)
しっかりと頭を下げm(__)m
大きな声で挨拶をしようと心がけてはいますが(@_@;)
今の世の中ではもしかしたら、
それ以上にもっとみんなの心を開く「何か」が
必要なのかもしれません――

子供達の口から、何のためらいもなく自然に
「おはようございます」や「ありがとうございます」
の言葉が出てくる、温かい日本を目指したいと、
まーさんは思います。
それにはやはり、「恕(じょ)」の心を常に忘れない
人間関係を、家庭や地域社会において築くことが
必要不可欠だと、改めて感じる次第です。




                 ◇  




まーさん超訳『竹取物語』~石上の中納言と燕の子安貝①~



《あらすじ》
中納言石上麿足(いそのかみのまろたり)は家来達に言った。
「燕が巣を作ったら知らせよ。」
これを承って家来達は、
「何にお使いになるのですか。」
と申し上げる。中納言が答えて、
「燕の持っている子安貝を取るのだ。」
と言う。

家来達は申し上げる。
「子安貝は、燕をたくさん殺してその腹を見ても、見つけることが出来ない物でございます。ただし燕が子を産む時、一体どのように出てくるのか分かりませんが、子安貝が見つかるということでございます。」
そして、
「人がちょっとでも見ると、無くなってしまうとのことです。」
とも申し上げる。
また、他の人が申し上げるには、
「大炊寮(おおいづかさ)の飯を炊く建物の棟にある、束柱(つかばしら)の穴ごとに、燕は巣を作っています。実直な家来達をそこに連れて行き、足場を組んで休みなく様子を探らせれば、多くの燕が子を産んでいるのが分かるはずです。そうすれば、子安貝を取ることがお出来になるでしょう。」

中納言は喜んで、
「興味深いことよのう。そんなことは少しも知らなかった。
面白いことを教えてくれた。」
こう言って、実直な家来達を二十人ほど大炊寮に遣わして、高く組んだ足場に上げ、
そこに据え置かれた。

中納言は、御殿から使いの者をひっきりなしに送り、
「子安貝は取ったか。」
と尋ねさせる。しかし燕は、人がたくさん上って来てそこにいるのを怖がり、
怖気づいて巣に上がってこない。

このような実情を返事にして申し上げたところ、中納言は、
「どうしたらよいだろう――」
と思い悩む。

すると、大炊寮の役人で、くらつまろという名の翁が、
「子安貝を取ろうとお思いなのでしたら、
わたくしめが策略をお授けいたしましょう。」
こう言って御前に参上した。この申し出に中納言はとても喜び、
身分の違いなどを忘れ、額をくっつけるようにしてこの翁と対座する。

くらつまろが申すことには、
「今、中納言様がなさっている燕の子安貝の取り方は、あまり良い方法とは申せません。これでは手に入れることは難しいでしょう。というのも、高い足場に騒がしく二十人の人が上っていますので、燕は離れて寄って来ないのです。今なさるべき方法は、この高い足場を壊し、人をすべて退かせ、実直な人一人を荒籠(あらこ)に乗せてそこに据える。そして綱を荒籠に付け、すぐに引き上げられるように準備し、鳥が子を産もうとしている間に綱を吊り上げさせて、さっと子安貝を取らせなさる。これが最良の方法かと存じます。」
中納言は、
「それは大変良い方法だ。」
と言って高い足場を壊し、家来達は皆、邸へ帰還させた。

中納言がくらつまろに言う。
「燕はどのような時に子を産むのか。どういう時に人を持ち上げたらよいのか。」
くらつまろは申し上げる。
「燕が子を産もうとする時は、尾を上げて七度回ってから産み落とすようです。
ですから、燕が七度回った時に荒籠を引き上げ、
その時すぐにに子安貝をお取りになって下さい。」
中納言は喜んだ。そして多くの人には知らせず、密かに大炊寮に行き、
家来達の中に混じって、昼夜を問わず子安貝を取ろうと身構えていた。

中納言は、くらつまろがこのように申し上げたのを、本当にたいそう喜んで、
「わしの邸で使われている人でもないのに、願いを叶えてくれることの嬉しさよ。」
こう言って、着ていた御衣を脱いで褒美として与える。
「改めて、夜になったら、この大炊寮に来なさい。」
と言って、中納言はくらつまろを家に帰した。



次回に続きます。



参考文献
*『日本古典文学全集8 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』(小学館)
*『岩波古語辞典』(大野晋 佐竹昭広 前田金五郎 編)



あれれ、ちょっといい人じゃないですか?中納言・・・
↓(*^^*)↓
にほんブログ村 歴史ブログ 日本の伝統・文化へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんばんは。
旗振り当番お疲れ様です。(^^)

うちも2月で最後の旗当番になります。
寒いこの時期、子供達はポケットに手を入れ、
背を丸めて縮こまって歩いて行きますね。(^^)
おはよう、と声をかけてもボソボソとかえってくるだけです。

ただ意外と中学にあがると部活動の影響か、
おはようございます、と元気に返事がかえってくるので
思わず笑顔になっちゃいます。(^^)


Re: No title

アヒルのとーさん様

おはようございます!
旗振り当番、ワタクシも今年度最後の日が昨日でした。
朝はホントに寒くて、ワタクシも完全防備で
交差点に立ちました(笑)

なるほど、中学生になると部活動の影響で、
挨拶が子供達にとって普通のものになるのですね!!
そうやって人は円滑な人間関係のノウハウ?を
学んでいくのですね~~(感心)

中学生って、学生(小・中・高・大)の中で、
一番真面目な気がします。
大人と子供の境目でいろんなことに戸惑い、
必死になって新しい自分を構築しているのだろうなあと、
健気なその姿に心動かされます^^

No title

こんばんは。
今日日の子供達はお疲れ気味で、元気がない子供がいるとやはり気になりますね。猫背の子が多いです。林修先生ってあんまり好きじゃないんですけど、子供に一番教えるべきは「姿勢」とどこかの番組で言ってました。まー、子供の姿勢の悪いのは、そのまま大人に言えることですが。

Re: No title

yuccalina様

こんにちは。

そうですね~~。
今の子供たち、朝からお疲れ気味の子が多いように見受けられます。
昔と違って、塾や習い事で忙しいせいでしょうか??
寒いせいもありますが、背中が丸まっている子も多いです。

ワタクシも気をつけないと猫背になりがちなので(苦笑)
背筋をピシッと伸ばすようにしたいですね。
見た目も良いですし、精神にも肉体にも良い影響を与えるでしょう。

林先生の言葉、なるほどその通りですね(頷)
プロフィール

まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。