まーさん超訳『竹取物語』~かぐや姫帝の召しに応ぜず昇天す⑥~
今日は息子の小学校で、今年度のPTA役員選出会がありました。
今は少子化の影響でしょうか、
近隣の小学校のほとんどが、6年間に必ず一回は、
全ての保護者が役員をする決まりになっています。
まーさんは今年度のPTA役員を希望。
希望者が多い場合には、ジャンケンになります・・・
予想通り、希望者が多く定員オーバー。
ガチのジャンケンとなりました((+_+))
わざわざ行ったからには、どうしても勝ちたいと思うまーさん。
大人数でのジャンケンは、なかなか決着がつかず、長期戦に・・・
しかし!!
まーさんは最後の最後で勝利をゲット!
無事に役員の座を勝ち取った?のでした\(^o^)/
もうこれだけでへとへとに疲れ、
緊張感から、手は汗でぐっしょりでした~~(^^ゞ
ところで。
前回アップできなかった桜の写真。
せっかくですので、今日ここに掲載いたします~~
あちこちで撮った写真でございます。

図書館の桜。

こちらも図書館にて。

夫の実家近くの公園。

同じ公園。若葉が綺麗です。

ウチの近所。ちょっとした名所でございます。
◇
まーさん超訳『竹取物語』
~かぐや姫帝の召しに応ぜず昇天す⑥~
《あらすじ》
このように、帝とかぐや姫はたがいに御心を慰め合っているうちに、三年ほどの月日が経ち、ある春の初めごろ――
その頃からかぐや姫は、月が美しく出ているのを見ては、いつもより物思いにふけっている様子――お側にいる人が、「月の顔を見るのは不吉なことですよ。」と制したけれども、ともすれば、人目につかない間に、月を見てはひどくお泣きになる。
七月十五日の月に、かぐや姫は部屋の外に出て座り、何か胸に迫る様子で物思いに沈んでいる。お側近くに使われている人々は、竹取の翁に告げて言う。
「かぐや姫は、普段から月をしみじみとご覧になっているご様子でしたが、近頃は、どうも普通ではないようでございます。ひどく思いお嘆きになることがあるのでしょう。よくよく注意して、ご覧になってさしあげて下さい。」
これを聞いて、翁はかぐや姫に言った。
「どういうお気持ちから、こんなにも物思いのご様子で月をご覧になるのですか。これほど素晴らしい世の中ですのに・・・」
かぐや姫は、
「月を見ると、ただ世の中が頼りなく不安で、しみじみとした気持ちになる、それだけのことです。どうして物思いにふけって嘆いたりしましょうか。」
と言う。
ところが、翁が姫のいるところに行ってみて、その様子を見ると、やはり何か思い悩んでいる様子なのである。これを見て、
「私の大切な姫。何事を思っていらっしゃるのですか。思っていらっしゃることは何事ですか。」
と翁は言う。するとかぐや姫は、
「思うことは何もありません。ただぼんやりと不安に感じられるのです。」
と言うので、翁は、
「月をご覧になってはいけません!月を見ると、物思いに沈むご様子ですから。」
と言う。するとかぐや姫は、
「どうして月を見ないでいられましょう――」
と言って、やはり月が出ると部屋の外に出て座っては、思い嘆いている。
月の出ていない夕方はというと、全く物思いのない様子でいる。しかし月の出るころになると、時々は、ふとため息をついたり、泣いたりする。これを見て使用人たちは、
「やっぱり思い悩むことがおありになるのだろう。」
とささやいたが、親をはじめとして、誰もそれが何なのかが分からない――
かぐや姫の「物思い」の正体は・・・?
次回に続きます。
参考文献
*『日本古典文学全集8 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』(小学館)
*『岩波古語辞典』(大野晋 佐竹昭広 前田金五郎 編)
「月の顔を見るのは忌むべきこと」だったんですね~~
↓(◎_◎;)↓

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今は少子化の影響でしょうか、
近隣の小学校のほとんどが、6年間に必ず一回は、
全ての保護者が役員をする決まりになっています。
まーさんは今年度のPTA役員を希望。
希望者が多い場合には、ジャンケンになります・・・
予想通り、希望者が多く定員オーバー。
ガチのジャンケンとなりました((+_+))
わざわざ行ったからには、どうしても勝ちたいと思うまーさん。
大人数でのジャンケンは、なかなか決着がつかず、長期戦に・・・
しかし!!
まーさんは最後の最後で勝利をゲット!
無事に役員の座を勝ち取った?のでした\(^o^)/
もうこれだけでへとへとに疲れ、
緊張感から、手は汗でぐっしょりでした~~(^^ゞ
ところで。
前回アップできなかった桜の写真。
せっかくですので、今日ここに掲載いたします~~
あちこちで撮った写真でございます。

図書館の桜。

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夫の実家近くの公園。

同じ公園。若葉が綺麗です。

ウチの近所。ちょっとした名所でございます。
◇
まーさん超訳『竹取物語』
~かぐや姫帝の召しに応ぜず昇天す⑥~
《あらすじ》
このように、帝とかぐや姫はたがいに御心を慰め合っているうちに、三年ほどの月日が経ち、ある春の初めごろ――
その頃からかぐや姫は、月が美しく出ているのを見ては、いつもより物思いにふけっている様子――お側にいる人が、「月の顔を見るのは不吉なことですよ。」と制したけれども、ともすれば、人目につかない間に、月を見てはひどくお泣きになる。
七月十五日の月に、かぐや姫は部屋の外に出て座り、何か胸に迫る様子で物思いに沈んでいる。お側近くに使われている人々は、竹取の翁に告げて言う。
「かぐや姫は、普段から月をしみじみとご覧になっているご様子でしたが、近頃は、どうも普通ではないようでございます。ひどく思いお嘆きになることがあるのでしょう。よくよく注意して、ご覧になってさしあげて下さい。」
これを聞いて、翁はかぐや姫に言った。
「どういうお気持ちから、こんなにも物思いのご様子で月をご覧になるのですか。これほど素晴らしい世の中ですのに・・・」
かぐや姫は、
「月を見ると、ただ世の中が頼りなく不安で、しみじみとした気持ちになる、それだけのことです。どうして物思いにふけって嘆いたりしましょうか。」
と言う。
ところが、翁が姫のいるところに行ってみて、その様子を見ると、やはり何か思い悩んでいる様子なのである。これを見て、
「私の大切な姫。何事を思っていらっしゃるのですか。思っていらっしゃることは何事ですか。」
と翁は言う。するとかぐや姫は、
「思うことは何もありません。ただぼんやりと不安に感じられるのです。」
と言うので、翁は、
「月をご覧になってはいけません!月を見ると、物思いに沈むご様子ですから。」
と言う。するとかぐや姫は、
「どうして月を見ないでいられましょう――」
と言って、やはり月が出ると部屋の外に出て座っては、思い嘆いている。
月の出ていない夕方はというと、全く物思いのない様子でいる。しかし月の出るころになると、時々は、ふとため息をついたり、泣いたりする。これを見て使用人たちは、
「やっぱり思い悩むことがおありになるのだろう。」
とささやいたが、親をはじめとして、誰もそれが何なのかが分からない――
かぐや姫の「物思い」の正体は・・・?
次回に続きます。
参考文献
*『日本古典文学全集8 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』(小学館)
*『岩波古語辞典』(大野晋 佐竹昭広 前田金五郎 編)
「月の顔を見るのは忌むべきこと」だったんですね~~
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