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夏目漱石『それから』―雨の日の百合―

雨の日の百合が好きです。
細く冷たい香りが、スウッと部屋を漂います。

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日本を代表する作家・夏目漱石の『それから』。“雨の日の百合”で思い出す本です。
代助と三千代の悲劇的な恋愛。二人を繋ぐ象徴としての百合の花―

ぼんやりと惹かれあいながらも結ばれなかった二人。人妻となった三千代は数年後、百合の花を持って代助の元を訪れます。(百合はかつて、代助が彼女とその兄の家に持参した思い出の花です。)
雨模様の中、立ちのぼる百合の強い香。それに耐え切れなくなる代助。彼はこの花を、鈴蘭の入った大鉢に無造作に生けます。
三千代の中に残る代助への思い。代助が改めて認識した三千代への思い。二人の心の微妙なズレは、百合に対する二人の認識の違いに現れています。

終盤、ついに代助が「僕の存在には貴方が必要だ」と三千代に話す場面。彼は、雨の中買い求めた百合を部屋中に生け、三千代を呼び寄せます。「兄さんと貴方と清水町にいた時分の事を思い出そうと思って、なるべく沢山買ってきました。」
三千代に全てを打ち明けた晩、代助は百合を自分の立つ夜の庭に撒き散らします。


百合が好きなまーさんは、いつもリビングにこの花を生けています。
特に今は、雨の匂いと共に百合の香りが際立ちます。
そして、漱石の「それから」を必ず思い出します。


夏目漱石については、いずれまた。

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まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

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