スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

まーさん超訳『竹取物語』~かぐや姫帝の召しに応ぜず昇天す⑩~

猛暑日の日曜、息子と共に「東京都恩賜上野動物園」に行ってまいりました。
まーさんも息子も動物が大好きなので、めちゃくちゃ楽しかったですvv



お尻写真2連発~パンダさんと白クマさん~
IMG_0549_convert_20140603120440.jpg

IMG_0566_convert_20140603120509.jpg



息子が大好きなペンギン^^
IMG_0579_convert_20140603120619.jpg



あらら・・・謎のミーアキャット(@_@)
IMG_0595_convert_20140603120646.jpg



                 ◇



まーさん超訳『竹取物語』
~かぐや姫帝の召しに応ぜず昇天す⑩~





《あらすじ》
こうしているうちに宵も過ぎ、夜中の十二時を回ったころ――急に家の周りが、昼よりも明るくなり、光に満ちた。
満月の明るさを十も合わせたほどの明るさで、そこにいる人の毛の穴まで見えるくらいである。

すると、大空から人が雲に乗って下りてきて、地面から五尺(人の背丈)ほど浮き上がったところに立ち並んだ。家の内や外にいる人々の心は、これを見て、物の怪におそわれるような気持ちになり、戦い合う心もなくなってしまった。

やっとのことで、気持ちを奮い立たせ弓矢を構えようとするが、手の力が抜け、体も萎えて力が入らず物に寄りかかってしまう。そんな中、物に動じない気丈夫が、ぐっとこらえて矢を射ようとするけれども、その矢は、全く見当はずれの方向へ飛んで行ってしまったので、もう戦い合うこともなく、人々の気持ちは、ただただ麻痺したようになって、共に月の人々をじっと見つめているのであった。

地面から五尺ほどの、雲の上に立っている人々は、その衣装の高貴で美しいことは例えようもなく、飛ぶ車を一つ伴なっている。その車には薄絹に房飾りを付けた、豪華な天蓋がさしかけてあり、
中にいる、王とおぼしき人が、家に向かって言う。
「造麿(みやつこまろ)、出て来なさい。」
すると、これまで猛々しく思っていた造麿も、何かに酔ったような気持ちになり、うつ伏しになって伏せている。

月の王が言う。
「汝、未熟な者よ。我々は、おまえが前世において僅かばかりの功徳を成したことを考慮し、おまえの助けにしようと、ほんの一時かぐや姫をこの下界に下したのだ。そして長年の間、おまえは沢山の黄金を賜り、身分も変わったように大金持ちになった。
かぐや姫は、月世界で罪をなされた身である。だから、このように賤しいおまえのもとに、しばらくの間おいでになったのだ。
いま姫は、罪障が消滅したので、我々がこうして迎えに来たのだが、おまえはそのことを泣いて嘆く。叶わぬことだ。早く姫を我々にお返しなさい。」

翁が答えて申し上げる。
「わたくし共がかぐや姫をお育てもうしあげること、二十余年になりました。それをあなた様は『ほんの一時』とおしゃいます。ですから今、疑念が生じました。
“かぐや姫”と申す人は、ここではない他の所に、もう一人別にいらっしゃるのではないでしょうか。」

「ここにおいでになるかぐや姫は、重い病に罹っているので、外に出ていらっしゃることは出来ないでしょう。」
と翁が申し上げると、その返事はなくて、建物の上に飛ぶ車を寄せて、
「さあ、かぐや姫、このような穢い所に、どうして長く留まっておいでなのですか。」
という。そうして、姫を閉じ込めていた所の戸は、即座に全てが開いてしまった。格子(こうし)も全て、人の手はなくして自然に開いてしまう。
嫗が抱いて座っていたかぐや姫は、すうっと外に出ていってしまった。留めることができそうにもないので、嫗はただそれを仰ぎ見て泣いている。

竹取の翁が心を乱して泣き伏している所に、かぐや姫が寄って来て言う。
「わたくしも、心ならずもこのように去って行くのですから、せめて、昇天するところだけでもお見送り下さい。」
姫はこう言ったが、翁は、
「何のためにお見送り申し上げるのですか、こんなに悲しいのに!私にどうせよというおつもりで、見捨てて昇天なさるのですか。一緒に連れて行って下さい!」
と、泣いて伏しているので、かぐや姫の御心はどうにもならず、乱れてしまう。





次回に続きます。




参考文献
*『日本古典文学全集8 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』(小学館)
*『岩波古語辞典』(大野晋 佐竹昭広 前田金五郎 編)





「具して率ておはせね」・・(涙)
↓(;_;)↓
にほんブログ村 歴史ブログ 日本の伝統・文化へ
にほんブログ村

応援クリックをありがとうございます!!
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

おはようございます。
不安定なお天気ですが、体調はいかがでしょうか。
パンダとシロクマのお尻、中々可愛いですね~。

かぐや姫はもうクライマックスですね。
次回も楽しみです。

Re: No title

yuccalina様

おはようございます(^^)

例年より早い梅雨入りとなりましたね。
体調のお気遣いありがとうございます^ ^
この時期は毎日頭痛がしますが、
今日は今のところ大丈夫です!

パンダとシロクマ、中々のお尻ぶり(謎)
ですよね〜〜
暑い日だったので、シロクマくんはずっと水の中で
遊んでいました(笑)

『竹取物語』も、あと少しで終わりです。
ワタクシの大好きなクライマックスが
近づいてまいりました。
いつもお読みいただいて、ありがとうございますV(^_^)V

いよいよクライマックスですね。

こんにちは。
暑い日と雨で肌寒い日の気温の差が激しいので、体調は崩されてはいませんか??気圧の変動も身体に応えますよね。どうか無理なさらずにお過ごしください。

いよいよクライマックスですね。
それにしても、爺が哀れですね。
なんとも哀れです。。。

Re: いよいよクライマックスですね。

ダメパパ様

こんにちは。
体調のお気遣いをいただき、ありがとうございます^^
本当に、暑かったり寒かったり、気圧も安定せず、
今日は湿度が高くて落ち着かない天気です。

お陰様でワタクシは、だらんとしながらも何とか、
この状況をしのいでいます(^^ゞ
ダメパパ様も、どうぞお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。

長かった『竹取』もそろそろ終盤。
「翁が哀れ」・・・本当に読んでいても辛くなります(涙)
娘と別れねばならない父親とは一体どんな気持ちか。
ダメパパ様のようにお嬢さんがいらっしゃる方は、
よりいっそう、その悲しみや絶望感が
切実に胸に迫って来るのではないでしょうか。

あと少しでこの超訳も終わりですが、
最後の場面の余韻を、現代語訳で皆様にうまくお伝え出来たらなあと、
考えております。
プロフィール

まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。