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”おにぎらず”の妙とフシギ

先日、急に思い立って作ってみました

IMG_1796_convert_20150622143434.jpg

皆さまこれ、ご存知ですか?
これこそが今、巷で大人気の”おにぎらず”です。

まーさんは書店でこの”おにぎらず”の本がずらりと並んでいるのを見てから、
ずっと気になっておりました。
しかし「作るのめんどくさそう・・・」
という先入観ゆえに(苦笑)ずっとそのまま放置していたのです。





ところが、5月に行われた息子の運動会前日、
予約していた美容室でいつもカットをお願いしている美容師さんから
「”おにぎらず”って知ってますか?あれ、とってもきれいで作るのも簡単ですよ」
というお話を聞き、さらには翌日の運動会で
知り合いのママが”おにぎらず”をお弁当に持って来ていたのを見て
もう無性に気になってしまい、
「”おにぎらず”作ってみたい!!」
という衝動が抑えきれなくなりました(笑)

そしてとうとう書店で本を買い求め、
ありあわせの材料で”おにぎらず”、作ってみたという訳です。
(それが冒頭の写真です)

卵焼き、梅干し、ハム、カニカマ、チーズ・・・
その時家にあった材料のみで作りましたが
息子は「きれい♪美味しい~~♪」
と言って喜んで食べていました。





ご参考までに「”おにぎらず”の作り方」動画を添付いたします。
ここでは「浜乙女塩付きのり全型」を使用しておりますが、
普通の焼き海苔でも全然大丈夫です。



いかがでしたでしょうか。
意外と簡単に出来て、見た目もとても華やかではありませんか?
もし機会がありましたら皆さま、是非挑戦なさって見て下さい^^

いろんな具材が挟めるところが魅力の”おにぎらず”
レシピ本もたくさん出版されております。
ワタクシもこれから、美味しくて美しい具材を工夫して
”おにぎらず”極めてみたいと思っております(≧▽≦)





ところで、この”おにぎらず”。
元々は漫画『クッキングパパ』(講談社刊)第22巻で
「超簡単おにぎり」として紹介されたのが始まりだそうです。
「握らないおにぎりだから”おにぎらず”」
このネーミングがいかにも良いですよね。
とてもユニークでインパクトあります。





しかしここで「ゆ~る・じゃぱん」のまーさんとしては
ふと気になってしまうことが一つあります。
それは――
なぜ「おむすばず」とならず「おにぎらず」となったのか???
ということです。

スイマセン、これってどーでもいいことですよね(汗)
そして、日本語を母語とされる皆さまなら
「そんなの当たり前じゃん。『おむすばず』じゃ語呂が悪いでしょ。」
と即座に思われたのではないでしょうか。

さてそこなのです。
日本語を母語とする人々にとって「おむすばず」は
何ともすわりの悪い言葉だと認識されるのではないかと思います。
ではどうして大半の日本(語を母語とする)人は
自然と「おむすばず」ではなく「おにぎらず」という造語を選択するのでしょうか。

「むすぶ」の未然形「おむすば」+「ず」
「にぎる」の未然形「おにぎら」+「ず」
二つの言葉に文法上の目立った特徴
(我々が「おにぎらず」を選択するための決定的な要因)
は特に見当たりません。

では言葉の意味の上ではどうか。
まーさん御用達の『新明解国語辞典』を引いてみますと
「おにぎり」=「握り飯」の女性語
「おむすび」=「むすび〔=にぎりめし〕」の丁寧語
とありまして、ここにも特に我々が「おむすばず」を選択しない
積極的な理由は見当たりません。

文法上・意味上の明確な選択理由がないとすると
つまりはこれは、我々の「語感(言葉に対する聴覚的感覚)」に関する
漠然とした共通認識が
いつのまにやら日本(語を母語とする)人の間で出来上がっている、
としか言いようがないということになります。

う~む、面白いです^^
「おむすばず」って何となくヘン。「おにぎらず」ならしっくりくる。
誰もがこう思う(であろう)感覚ってどこから来るのでしょう??
もしかしたらまーさんが知らないだけで、
言語学的にこの辺りのことを説明できる理論があるのかもしれませんが(^^ゞ
こうした新たな造語についてじっくり考えてみると、
思いがけず「言葉の不思議」「言葉を操る人間の不思議」
「そもそも言葉とは何ぞや」
みたいな問題が浮上してきて、
何となくワタクシはその面白さにワクワクしてしまいます^^





という訳で、最後に日本古来の伝統的おにぎりをば。

IMG_1822_convert_20150622143519.jpg

息子の朝ごはん。五食おにぎりです。
赤かぶ・野沢菜・青じそ・しば漬け・大根・わかめ・人参
が入ってとても華やか🌸

”おにぎらず”もすごくステキで大好きですが、
やっぱりこうした昔ながらのおにぎりも捨てがたい、
とまーさんは改めて思う次第であります。




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No title

まーさん様こんにちは。

ちょうどおにぎらずが気になっていて
チャレンジしてみようかと思っていたところです。
見た目も華やかで良いですね!

そして 
おにぎりとおむすびの違いがわかって
スッキリしました。
考察してくださるところが流石まーさん様だと思いました。

あと 遅ればせながらですが
ブログにまーさん様のリンクを作らせていただきました。
またよろしくお願いいたします。

Re: No title

繭玉様

おはようございます。
コメントありがとうございます^^
今回の”おにぎらず”のお話、
自分ではとても気に入っているので
コメントいただけてすごく嬉しいデス(^^♪

”おにぎらず”は思ったより簡単に出来て
しかも様々な具材を挟めるところが魅力的ですよね。
お弁当にこんなのが入っていたら
きっと誰しも笑顔になってしまうと思います^^

「おにぎり」と「おむすび」
ワタクシも辞書を引いて確かめたのは初めてです。
女性語と丁寧語なんですね~~
”おむすばず”の一件から何となく音声言語学にも
興味が湧いてきました。

それから拙ブログをリンクしていただいてありがとうございます!!
ワタクシも繭玉様のブログ、
リンクさせていただきたいと思います♪
これからもよろしくお願い致します。

おにぎりと普通いってます。

日本語ってフシギですよね~。

わたくし、富山育ちで学生で結婚して妊娠するまでは東京に
すんでいたのですが、

それまで「髪の毛を 『縛る』、あるいは『結ぶ』」とはいいましたが、関西に来て「髪の毛をくくる」っていうの、初めて知りました。

そのとき、すごい違和感がありました。

あと、お刺身を「おつくり」とか、ごみを「五目」とか
なんかいろいろ関東とは語感が違うんですよ。

関西と関東では、なんというんでしょうか、会話の間が違います。
もっというと、関西でも京都と大阪でも、かなり違います。

おむすびとおにぎりは、もしかして関西、関東の違いから
きているのかもしれません???

あ、わたしも、カニカマときゅうりでチャレンジしてみたいです。
でも、単にゆかりをいれただけのおにぎりもとても好きです。

Re: おにぎりと普通いってます。

sadafusa様

コメントありがとうございます^^

「おにぎり」と「おむすび」って関東と関西の違いだと
ワタクシもどこかで聞いたことがあります。
「おにぎり」が関東、「おむすび」が関西でしたっけ?

「髪の毛をくくる」ですか~~
これは初めて聴きました。
「くくる」という言葉からは
ワタクシとしてはもっと荒っぽい感じを連想します。
地方による言葉の違いってホント面白いです。
興味がつきません。

関西のアクセント、ワタクシは好きです。
とても”乗りやすい波”がありますよね。
音声言語学的なアプローチで
日本語や他の言語を考えるのも面白いかな~と
改めて思いました。

それから、ワタクシもゆかりだけのおにぎりが大好きです。
息子も一緒です。親子だから好みが似てしまう・・??

再び、すみません

おむすびって漢字で書くと「お結び」ですよね。

「結ぶ」って言う言葉自体、結婚とか、結実とか、結納とか、
何かが実る、というか結果として成功したみたいな意味が
含まれるような気がするのですね。

深読みのしすぎかもしれませんが、単に握って固めた
お米を「おむすび」というのは、手で結んで、その糧を神に感謝するという呪術的な意味があるのでは???

そういう祝福された食べ物を、「結実しなかった」という意味の
「おむずばず」とは日本人は決して言うことがないのかも。

たぶん、普通の人はそこまで深く考えているわけじゃないでしょうが、長い長い年代を重ねて日本人は言葉の重さを
肌で感じているように思えるのですが…

Re: 再び、すみません

sadafusa様

こんにちは。
再びのコメント、ありがとうございます^^

> 深読みのしすぎかもしれませんが、単に握って固めた
> お米を「おむすび」というのは、手で結んで、その糧を神に感謝するという呪術的な意味があるのでは???
>
> そういう祝福された食べ物を、「結実しなかった」という意味の
> 「おむずばず」とは日本人は決して言うことがないのかも。
>
> たぶん、普通の人はそこまで深く考えているわけじゃないでしょうが、長い長い年代を重ねて日本人は言葉の重さを
> 肌で感じているように思えるのですが…

おお~~、すごい考察ですね(驚)
感動です。

sadabusa様のコメントを読んで
ワタクシもさらに気になり、古語辞典を引いてみました。
すると「むすび」の一つ前に「むすひ」という言葉が載っており、
漢字で書くと「産霊」となるんですが
意味は「草や苔などのように、ふえ、繁殖する意。万物を生み出す不可思議な霊力」とありました。
本来「結び」と「産霊」は起源的に別物の語だそうですが、後世音の類似から
この二つを関連付けて解釈されるようにもなったのだそうです。
ならば、sdafusa様のおっしゃるように「おむすび」を「不可思議な霊力の宿る食べ物」とする解釈も
実際あるのではないかと思います!!

古語辞典では「むすび」は「紐の端・両手の指などを固く絡み合わせて、離れないようにする」意、
「にぎり」は「手の指を内側に曲げて、しっかりと保つ」意であるとのこと。
とすると「手で作った食べ物」のニュアンスがよりはっきりと出ている「おにぎり」のほうが
「おむすび」に比べて造語を作りやすい(イメージがわきやすい)ということが言えるのかもしれません。
音声学的、というより、やはり意味の上で「にぎり」のほうがより「手のイメージ」を再現できる
ということなのでしょうね。

sadafusa様のコメントから「おにぎらず」についての考察を更に深めることが出来ました。
このリコメは、もしかして改めて記事に起こすべきか?!ぐらいな感を持ちましたが(笑)
「もしご興味がある方がこのコメント欄を読んで下さればそれでよいか~~」
ということで、このままにしておきます(爆)

長文失礼しました~~(≧▽≦)


プロフィール

まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

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