”おにぎらず”の妙とフシギ
先日、急に思い立って作ってみました

皆さまこれ、ご存知ですか?
これこそが今、巷で大人気の”おにぎらず”です。
まーさんは書店でこの”おにぎらず”の本がずらりと並んでいるのを見てから、
ずっと気になっておりました。
しかし「作るのめんどくさそう・・・」
という先入観ゆえに(苦笑)ずっとそのまま放置していたのです。
ところが、5月に行われた息子の運動会前日、
予約していた美容室でいつもカットをお願いしている美容師さんから
「”おにぎらず”って知ってますか?あれ、とってもきれいで作るのも簡単ですよ」
というお話を聞き、さらには翌日の運動会で
知り合いのママが”おにぎらず”をお弁当に持って来ていたのを見て
もう無性に気になってしまい、
「”おにぎらず”作ってみたい!!」
という衝動が抑えきれなくなりました(笑)
そしてとうとう書店で本を買い求め、
ありあわせの材料で”おにぎらず”、作ってみたという訳です。
(それが冒頭の写真です)
卵焼き、梅干し、ハム、カニカマ、チーズ・・・
その時家にあった材料のみで作りましたが
息子は「きれい♪美味しい~~♪」
と言って喜んで食べていました。
ご参考までに「”おにぎらず”の作り方」動画を添付いたします。
ここでは「浜乙女塩付きのり全型」を使用しておりますが、
普通の焼き海苔でも全然大丈夫です。
いかがでしたでしょうか。
意外と簡単に出来て、見た目もとても華やかではありませんか?
もし機会がありましたら皆さま、是非挑戦なさって見て下さい^^
いろんな具材が挟めるところが魅力の”おにぎらず”
レシピ本もたくさん出版されております。
ワタクシもこれから、美味しくて美しい具材を工夫して
”おにぎらず”極めてみたいと思っております(≧▽≦)
ところで、この”おにぎらず”。
元々は漫画『クッキングパパ』(講談社刊)第22巻で
「超簡単おにぎり」として紹介されたのが始まりだそうです。
「握らないおにぎりだから”おにぎらず”」
このネーミングがいかにも良いですよね。
とてもユニークでインパクトあります。
しかしここで「ゆ~る・じゃぱん」のまーさんとしては
ふと気になってしまうことが一つあります。
それは――
なぜ「おむすばず」とならず「おにぎらず」となったのか???
ということです。
スイマセン、これってどーでもいいことですよね(汗)
そして、日本語を母語とされる皆さまなら
「そんなの当たり前じゃん。『おむすばず』じゃ語呂が悪いでしょ。」
と即座に思われたのではないでしょうか。
さてそこなのです。
日本語を母語とする人々にとって「おむすばず」は
何ともすわりの悪い言葉だと認識されるのではないかと思います。
ではどうして大半の日本(語を母語とする)人は
自然と「おむすばず」ではなく「おにぎらず」という造語を選択するのでしょうか。
「むすぶ」の未然形「おむすば」+「ず」
「にぎる」の未然形「おにぎら」+「ず」
二つの言葉に文法上の目立った特徴
(我々が「おにぎらず」を選択するための決定的な要因)
は特に見当たりません。
では言葉の意味の上ではどうか。
まーさん御用達の『新明解国語辞典』を引いてみますと
「おにぎり」=「握り飯」の女性語
「おむすび」=「むすび〔=にぎりめし〕」の丁寧語
とありまして、ここにも特に我々が「おむすばず」を選択しない
積極的な理由は見当たりません。
文法上・意味上の明確な選択理由がないとすると
つまりはこれは、我々の「語感(言葉に対する聴覚的感覚)」に関する
漠然とした共通認識が
いつのまにやら日本(語を母語とする)人の間で出来上がっている、
としか言いようがないということになります。
う~む、面白いです^^
「おむすばず」って何となくヘン。「おにぎらず」ならしっくりくる。
誰もがこう思う(であろう)感覚ってどこから来るのでしょう??
もしかしたらまーさんが知らないだけで、
言語学的にこの辺りのことを説明できる理論があるのかもしれませんが(^^ゞ
こうした新たな造語についてじっくり考えてみると、
思いがけず「言葉の不思議」「言葉を操る人間の不思議」
「そもそも言葉とは何ぞや」
みたいな問題が浮上してきて、
何となくワタクシはその面白さにワクワクしてしまいます^^
という訳で、最後に日本古来の伝統的おにぎりをば。

息子の朝ごはん。五食おにぎりです。
赤かぶ・野沢菜・青じそ・しば漬け・大根・わかめ・人参
が入ってとても華やか🌸
”おにぎらず”もすごくステキで大好きですが、
やっぱりこうした昔ながらのおにぎりも捨てがたい、
とまーさんは改めて思う次第であります。

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皆さまこれ、ご存知ですか?
これこそが今、巷で大人気の”おにぎらず”です。
まーさんは書店でこの”おにぎらず”の本がずらりと並んでいるのを見てから、
ずっと気になっておりました。
しかし「作るのめんどくさそう・・・」
という先入観ゆえに(苦笑)ずっとそのまま放置していたのです。
ところが、5月に行われた息子の運動会前日、
予約していた美容室でいつもカットをお願いしている美容師さんから
「”おにぎらず”って知ってますか?あれ、とってもきれいで作るのも簡単ですよ」
というお話を聞き、さらには翌日の運動会で
知り合いのママが”おにぎらず”をお弁当に持って来ていたのを見て
もう無性に気になってしまい、
「”おにぎらず”作ってみたい!!」
という衝動が抑えきれなくなりました(笑)
そしてとうとう書店で本を買い求め、
ありあわせの材料で”おにぎらず”、作ってみたという訳です。
(それが冒頭の写真です)
卵焼き、梅干し、ハム、カニカマ、チーズ・・・
その時家にあった材料のみで作りましたが
息子は「きれい♪美味しい~~♪」
と言って喜んで食べていました。
ご参考までに「”おにぎらず”の作り方」動画を添付いたします。
ここでは「浜乙女塩付きのり全型」を使用しておりますが、
普通の焼き海苔でも全然大丈夫です。
いかがでしたでしょうか。
意外と簡単に出来て、見た目もとても華やかではありませんか?
もし機会がありましたら皆さま、是非挑戦なさって見て下さい^^
いろんな具材が挟めるところが魅力の”おにぎらず”
レシピ本もたくさん出版されております。
ワタクシもこれから、美味しくて美しい具材を工夫して
”おにぎらず”極めてみたいと思っております(≧▽≦)
ところで、この”おにぎらず”。
元々は漫画『クッキングパパ』(講談社刊)第22巻で
「超簡単おにぎり」として紹介されたのが始まりだそうです。
「握らないおにぎりだから”おにぎらず”」
このネーミングがいかにも良いですよね。
とてもユニークでインパクトあります。
しかしここで「ゆ~る・じゃぱん」のまーさんとしては
ふと気になってしまうことが一つあります。
それは――
なぜ「おむすばず」とならず「おにぎらず」となったのか???
ということです。
スイマセン、これってどーでもいいことですよね(汗)
そして、日本語を母語とされる皆さまなら
「そんなの当たり前じゃん。『おむすばず』じゃ語呂が悪いでしょ。」
と即座に思われたのではないでしょうか。
さてそこなのです。
日本語を母語とする人々にとって「おむすばず」は
何ともすわりの悪い言葉だと認識されるのではないかと思います。
ではどうして大半の日本(語を母語とする)人は
自然と「おむすばず」ではなく「おにぎらず」という造語を選択するのでしょうか。
「むすぶ」の未然形「おむすば」+「ず」
「にぎる」の未然形「おにぎら」+「ず」
二つの言葉に文法上の目立った特徴
(我々が「おにぎらず」を選択するための決定的な要因)
は特に見当たりません。
では言葉の意味の上ではどうか。
まーさん御用達の『新明解国語辞典』を引いてみますと
「おにぎり」=「握り飯」の女性語
「おむすび」=「むすび〔=にぎりめし〕」の丁寧語
とありまして、ここにも特に我々が「おむすばず」を選択しない
積極的な理由は見当たりません。
文法上・意味上の明確な選択理由がないとすると
つまりはこれは、我々の「語感(言葉に対する聴覚的感覚)」に関する
漠然とした共通認識が
いつのまにやら日本(語を母語とする)人の間で出来上がっている、
としか言いようがないということになります。
う~む、面白いです^^
「おむすばず」って何となくヘン。「おにぎらず」ならしっくりくる。
誰もがこう思う(であろう)感覚ってどこから来るのでしょう??
もしかしたらまーさんが知らないだけで、
言語学的にこの辺りのことを説明できる理論があるのかもしれませんが(^^ゞ
こうした新たな造語についてじっくり考えてみると、
思いがけず「言葉の不思議」「言葉を操る人間の不思議」
「そもそも言葉とは何ぞや」
みたいな問題が浮上してきて、
何となくワタクシはその面白さにワクワクしてしまいます^^
という訳で、最後に日本古来の伝統的おにぎりをば。

息子の朝ごはん。五食おにぎりです。
赤かぶ・野沢菜・青じそ・しば漬け・大根・わかめ・人参
が入ってとても華やか🌸
”おにぎらず”もすごくステキで大好きですが、
やっぱりこうした昔ながらのおにぎりも捨てがたい、
とまーさんは改めて思う次第であります。

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