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四国日記―讃岐・阿波・土佐― その3

四国日記も今日で最後。

それでは、三日目の旅をお伝えいたします。





朝の露天風呂。
朝食の前に一番で入ります。
ケーブルカーに乗って、遥かかなたの河原まで下ります。5分かかります。

車内では、案内のアナウンスが流れています。
BGMは、まーさんの大好きなドビュッシー。
行きが「亜麻色の髪の乙女」、帰りが「月の光」です。

ケーブルカーが到着すると、更に階段を下って河原まで。
そこに男女別れた露天風呂があります。
扉を開けると、ざあっと流れ出る単純硫黄泉のお湯。
少しとろんとした泉質で、硫黄の香りが仄かにします。
温度は39℃と低めなので、川のせせらぎを見ながら、いくらでも入っていられます。
川の音、森の香り、とろとろの温泉・・・

ああ~~~極楽・・・湯から出たくない。

名残は尽きませんが、湯から上がって朝食です。
肌がつるつる、すべすべ。ここに住んで毎日このお湯に入りたい!!
きっと健康にもいいのだろうなあ。




CIMG1147_convert_20130903143022.jpg
というわけで朝食。今日も豪華です。





こうしてホテルともお別れです。スタッフの皆さん、
本当にとても良くして下さいました。
ありがとうございます。また来ます!!






今日最後の日は徳島県・大歩危小歩危峡と、高松市内の観光。
CIMG1149_convert_20130903150035.jpg
まずは、有名な「かずら橋」
平家の落人が、追手から逃れるために
すぐに切り落とせる橋を作ったという由来。
現在は、ワイヤーで補強されているというものの、
下を見ると、遥か彼方に轟々と流れる川。
はっきり言って、コワいデス(大汗)
息子と私、そろそろとつかまり歩きをして、やっと向こう岸に到着(^^ゞ






川を渡ると「琵琶の滝」があります。
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こんな難所を落ちてきた、平家の人々に思いを馳せます。

近くの河原で少し遊んで、出発。
その前に、「まだ遊びたい~~」と泣いてごねる息子を
静かにさせるため(苦笑)食べ物を購入。




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祖谷名物「でこまわし」
上から、じゃがいも・石豆腐・こんにゃく、の味噌田楽です。
ちょっと分けてもらいましたが、すごく美味しい~~(≧▽≦)
息子の機嫌はすっかり直りました。食べ物の力って・・・





続いては、大歩危峡遊覧船。美しくも荒々しい川の流れを、
船頭さんの説明を聴きながら往復します。





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両岸の奇岩も見どころです。
息子は、鯉とカモのエサを買って、喜んであげていました。






こうして、徳島に別れを告げ、一路香川へ。
高松の観光です。

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ここは、源平「屋島の戦い」の古戦場。
平家はここで戦いに敗れ、流れ流れて遂に
壇ノ浦で滅亡の道をたどります――





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続いてやって来たのは、玉藻公園(高松城址)
城の名残が感じられる、美しい庭園をしばし散策。
内堀にはなんと鯛がいて(驚)、鯛にエサやりが出来ます。
もちろん息子は、3回もやっていました(お約束・・・)




CIMG1204_convert_20130903143348.jpg
こんな感じです。







CIMG1188_convert_20130903143255.jpg
そうそう、忘れていましたが、
ここに来る前に「最後に一発うどんをば」
ということで、うどん、食べました!!これまた美味しかった~~






こうして楽しかった旅行は終わりました^^

美味しい郷土料理と、美しい風景、
平家ゆかりの地をはじめとする歴史的名所、
優しい人々との出会い。
(先日書き忘れましたが、高知の路面電車で、
 とても親切に案内をして下さったご婦人がいらっしゃいました。
 電車の乗り方、乗り換えの方法、乗換先の停留所の案内・・・
 いろいろ教えて下さり、本当に助かりました。ありがとうございました。)

お陰様で、楽しい旅の思い出が出来ました。

当ブログでも、旅行にあたり様々にお声をかけて下さった皆さま、
心より感謝いたします。




3回にわたり、お付き合い下さった皆さま、ありがとうございました!!
日本の素敵な風物が、多少なりともお伝えできたとすれば、幸いです。




ということで、これはオマケ。
CIMG1207_convert_20130903143424.jpg

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まーさんが買ったお土産。大量です(笑)
夫と息子が買ったお土産を合わせると、もっともっとすごい量に・・・





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非公開コメント

四国紀行。

まーさん様

四国紀行、ありがとうございました。
お陰様で四国地方観光客が100万人は増加が見込めます。
要潤に代わって御礼申し上げます。




No title

たのしそ~

いい思い出になりましたね。
わたくし、一度も四国へいったことないの。

子供がいなくなったので、
(子供はうどんが大嫌いだった、ふたりとも!!)
そのうち、主人と一緒にいってみたいと思います。
ふたりとも、麺類大好きなので。

富山県も倶利伽羅峠の合戦があった場所ですので、
平家の落人の集落がありますよ。

平村、上平村とか。

ここらへんの残っている芸能って
田楽をルーツにしたものが多く、
やはりそれは
平家の残党が当地に残したものなんじゃないか、と
思っています。

Re: 四国紀行。

ハゼドン様

観光客が100万人!!ですか。

当ブログをご覧になっている方は、
多分、地球上に10人くらいだと思いますが(^^ゞ
その方々が、口伝えで「四国とっても素敵なんだって」と宣伝して
いただければ、あるいは100万人増加もありえるかも・・・

ぜひこのコメントをご覧の皆様、宣伝よろしくお願いします~~(笑)

要潤さん、香川県のご出身でしたね。
うどんが大好きだとか。
炭水化物好きでも痩せていらっしゃいますね~、さすが!

Re: No title

sadafusa様

sadafusa様も麺類好きなのですね!
ワタクシもです。
香川県のうどん、最高でした。
ぜひぜひ、ご主人様とご旅行にお出かけくださいませ。

平家落人の里って、全国にありますね~~
こちら、関東甲信越にもいくつかあります。
山梨とか、栃木とか。
夫は「平家の落人は、川沿いに逃げ延びている気がするね」と。
確かに、そういう傾向はあるかもしれませんね。

田楽をルーツにした芸能が平家に関係しているとのお話、
大変興味深いデス!!

No title

私もドビュッシー、好きです。

川のせせらぎを聞きながら、森の香りの中での朝の露天風呂、羨ましいです!
良いご旅行でしたね~。
旅先での美しい景色は、ずっと心に残りますね。
四国は、私もまだ行ったことがないのですが、行ってみたくなりました。

Re: No title

Ariane様

ドビュッシーお好きなのですか!
Ariane様とは、共通するお気に入りが多くて、とても嬉しいデス(*^^*)

四国、また行ってみたい所です。
今回は、友人の住む愛媛県に行けなかったので、
道後温泉など泊まって、愛媛の観光もしてみたいなあと。

当ブログを目にした方が、四国に行ってみたいと思っていただけたら幸せです(*^^)v

No title

私、エサをあげることができる場所に行くと、
テンションMAXでエサやりに興じるタイプです!
息子さんと同じかも…v

ところでケーブルカー、
ドビュッシーとはお洒落ですね。
わたし、ドビュッシーの小組曲が大好きなのです。
その旅館、行ってみたいです~!

No title

ゆーさん、こんにちは!
朝の露天風呂も気持ちいいでしょうね〜。
少しでも入っていたいという気持ち、わかります。
海外旅行なんか行かなくても、日本には良い所がたくさんありますよね。
私も日本の田舎をゆっくり回ってみたいです。
リンク、貼っていただいたんですね!ありがとうございます。私の方もリンクさせていただきます〜。^^

Re: No title

くるみ様

エサやり、ワタクシも実は好きです(笑)
息子は高知城でもハトにエサをやっていたのですが、
鳥たちに追いかけられて、半べそになっていました(^^ゞ

ドビュッシーの小組曲、良いですね~~
大学院の教授の影響で、以前はミケランジェリの超絶技巧、好きでしたが、
最近はフジコ・ヘミングとか、フランソワとか、いいなと思ってます。

Re: No title

yoyo様

リンク、ありがとうございます!!
すごく嬉しいデス(*^^*)

朝の露天風呂、最高でした!
また行きたい温泉です~

ワタクシ、フランスはパリに一度行ったきりなのですが、
いつか、もっと田舎のほうを旅してみたいです。
yoyo様のブログで、フランスの香りを満喫させていただきたいと思います。
これからもよろしくお願いします(^^)

No title

うーん、素敵ですね。
温泉、入りたいです!おうどんも食べたいです。

何故か石豆腐が気になりました。
石のように硬いのでしょうか?

コメント横入りですが、フジコヘミングいいですよね。
あの彼女の激動の半世が深い音を出させるのでしょうか?

Re: No title

凛様

コメントありがとうございます。

石豆腐、ワタクシも気になりました。
祖谷名物・石豆腐は、水分が抜けた感じの、堅くしまったずっしりと重い豆腐です。
大豆の味がしっかりとして、とても美味しかったです。ホテルの食事にも何度か出てきました。
祖谷名物「でこまわし」には欠かせない食材とのこと。

日本各地には、その地方独特の食材や料理があり、とても面白く、興味深いですね。

ところで、凛様もフジコ・ヘミングお好きですか!!
彼女の人生、すさまじいですね。
エッセイを読んで、深く共感しました。
きっと凛様のおっしゃるように、彼女の激動の半生が、底知れぬ深い響きを出させるのだと思います。

彼女の「革命」を聴いた時、ワタクシ震えが来ました。
こんな解釈があったのだ、と。

よろしくお願いします

まーさん、こんにちは〜。
四国旅・・・・私も以前行った事あるので
懐かしく拝見しておりました。
桂浜、はりまや橋・・・・行きました。
讃岐のウドン!サイコ〜〜!!(笑)

メダカ、手ぬぐいつながりで、よろしくお願い致します。
明日の更新の時にあわせてリンクさせていただきます。

どもども、よろしくお願いします。

Re: よろしくお願いします

マルボーズ隊員(タカダカズヤ)様

コメントありがとうございます!!
四国、とっても楽しかったです^^
讃岐うどん、サイコーですね。
マルさん(でよいですか??)大阪出身だから、
うどんのつゆは、関西風の出汁のきいたのがお好みですか~~?
プロフィール

まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

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