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まーさん超訳『平家物語~忠度都落ち~』その一

まーさんは、八月終わりの四国旅行で
『平家物語』ゆかりの地をいくつか巡り、
平家がこれまで以上に身近なものとして
感じられるようになりました。


今日は、以前のお話通り、
小学唱歌「青葉の笛」二番の出典である、
『平家物語』巻第七「忠度都落ち」を、
まーさん超訳でお送りしたいと思います。
本エピソードも、日本人の心を打つ「あはれ」の物語です。







『平家物語』 巻第七「忠度都落ち」 その一




 薩摩守・平忠度(たいらのただのり)は、どこから帰られたのであろうか、

侍五騎・童一人を連れ、自分と共に七騎でもって引き返し、

京都五条の三位・藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)卿の

お屋敷にいらっしゃった。


忠度がご覧になると、お屋敷の門は、扉をしめて開かない。

門前で「忠度」と名乗られると、家の中では「落人が帰って来た!!」

と言って、人々が騒ぎ合っている。


薩摩守忠度は馬から降り、自ら大声でおっしゃることには、

「心配なさらないで下さい。ただ三位殿にどうしても申したいことがあって、

忠度が帰って参っております。門をお開きにならないにしても、

この近くまで、どうかお寄り下さい。」


忠度がこう言われると、俊成卿は、

「ここに来られるだけの、事情がおありなのだろう。

その人ならば、差し支えあるまい。門を開けてお入れしろ。」

と言って、門を開けてお会いになる。


忠度のご様子は、何ともなく哀れである。





平忠度は、平清盛の異母弟。歌人としても優れており、
『千載和歌集』(天皇・上皇の命により編集された勅撰和歌集の一つ)
の撰者・藤原俊成に師事していた。

都を落ちる前に、危険を承知で師のもとを訪れた忠度の意図とは・・・



次回に続きます。


*参考文献『日本古典文学全集30 平家物語⑵』(小学館)


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着ぐるみを着た「ゆるいファシズム」

まーさん様

先日の超訳で(時代がどれほど移り変わろうと、人の本質的な部分は決して変わることはありません。
それは、鎌倉時代であろうと、先の大戦の時代であろうと、現在を生きる私達の時代であろうと同じであると思われます。
時代と共に繰り返される、悪しき「人の性」、どう断ち切るかは、これも人の英知に内包されているはずですが・・・。)とコメントしました。
それに対して、(人間にとっての普遍的なテーマを常に突きつけてくる。)とまーさん様はコメントされています。

人が人として人らしく生活を営み、文化を育むにはそれなりの環境が必要です。
「いくさ」の中では全て不可能です。「いくさ」は全てを否定してしまいます。

先の大戦でも様々な人々が犠牲となり、物質的にも、さらに知的財産も失われました。
その時代の教養人の方々の英知が失われました。

これから先、決して「よみ人知らず」を造り出してなりません。

昨今の緩やかな「ファシズムの気配」が気になるのです。




Re: 着ぐるみを着た「ゆるいファシズム」

ハゼドン様


よみ人知らず――
忠度の名は『新勅撰和歌集』まで掲載されることがありませんでしたね。


悲しむべきことですが、人は誤った歴史を繰り返し、
同じ道をたどることが往々にしてあります。

昨今の緩やかな「ファシズムの気配」
この蔓延を防ぐにはどうしたらよいのか。

ワタクシは、一人一人が他動詞的ではなく自動詞的に行動することが、
最も重要であると考えます。
学生時代これを言ったら、
「君は何も分かってない。草の根なんて机上の空論だ。甘い。」
と怒られました(活動家の方でした)。

そうでしょうか。
社会全体を、それこそトップダウン方式に動かそうとすることのほうが、
むしろワタクシには机上の空論に思えるし、ある意味ファシズムに近い空気を感じます。
あくまでワタクシの個人的考えですが・・・

我々は今こそ、歴史から多くを学ばねばならないと思います。

ありがとうございます~

リンクのお誘いありがとうございます。
日本の文化伝統を追及されている貴ブログと、
文化を微塵も感じられないウチとつなげてもらえるなんて光栄です。
どうか末永くよろしくお願いしますね。

No title

こんばんは。
リンクの件、ありがとうございます。
こちらこそ宜しくお願いします。
超訳もたのしみにしてます。(^^)

Re: ありがとうございます~

こみ様

リンクの件、ありがとうございます!

こみ様のブログ、
いつもとっても楽しみにしています^^
よくあんなに面白いネタが湧いてくるなあ、
と感心しきりです~~

これからもよろしくお願いしますヽ(^。^)ノ

Re: No title

アヒルのとーさん様

リンクの件、ありがとうございます!!

とーさん様の素敵なバラちゃん、動物ちゃんたちの記事、
いつも楽しみにしています(^^)

これからもよろしくお願いします!
プロフィール

まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

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