重陽の節句
涼しい秋風が、部屋の風鈴を揺らします。
早朝、窓を開けると、
どこからともなく、もみ殻を燃やすような煙の香が漂ってきました。
ま―さんの自宅近くにはに田圃はないのですが、
薄暗に香る懐かしい匂いに、秋の訪れを感じます。
昨夜はまーさん、珍しくお酒を嗜み、
ふわふわと心地よく眠くなったところで、
そのまま寝てしまいました・・・(^^ゞ
何故お酒を飲んだか――
それは、昨日が「重陽の節句」だったからです。
九月九日は重陽の節句。
菊の節句で、長寿を祈る日です。昔は旧暦で数えたので、
ちょうど菊の花盛りでしたが、新暦のこの時期は、菊にはちょっと早いかも。
平安の時代、宮中では菊を飾って鑑賞したり、盃に菊の花びらを浮かべて
酒を飲んだり、詩歌を詠み合ったりと雅に過ごしたといいます。
また、さらに昔には収穫祭の意味合いの濃い行事で、栗の節句と呼ばれ、
栗ごはんなどで祝い、感謝を捧げたともいわれます。
『日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし―』
(文 白井明大 絵 有賀一広 東方出版)より。
江戸時代、幕府が公的行事として定めた五節句は、
人日の節句(1月7日)
上巳の節句(3月3日)
端午の節句(5月5日)
七夕の節句(7月7日)
重陽の節句(9月9日)
です。明治時代に廃止され、今では民間の年中行事として
私たちに馴染みの深いものです。
しかし「重陽の節句」だけは、
現在あまり重きを置かれていないように思います。
新暦になり、菊の花の季節とズレてしまったからでしょうか。
あるいは、比較的、子供が参加しにくい行事だからでしょうか。
節句は中国から伝わった風習で、
かの国では、奇数は縁起の良い陽の数字とされています。
ですから、一番大きな陽の数字「9」が重なる9月9日を
「重陽の節句」と呼ぶのです。
平安時代に「重陽の節会」として宮中行事となったこの節句が、
まーさんにはとても趣深く、風流に感じられます。
そこで昨日は、上記の本の言に従って、
菊の花びらを浮かべたお酒と、菊花、栗ご飯を用意してみました。

菊花を浮かべてみました。あくまで我流ですが・・・

栗ごはん。ですが、今日は「山菜栗おこわ」にしてみました。おこわ大好き^^

菊の花を買ってくるのを忘れたので(^^ゞ食用菊を浮かべて飾りました(笑)
お酒も栗おこわも美味しくて、ついついお腹いっぱいまで食べて飲んでしまい、
そのまま撃沈であります(*_*)
というわけで、ブログの更新は昨日のはずが、今朝となった次第でございます――

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早朝、窓を開けると、
どこからともなく、もみ殻を燃やすような煙の香が漂ってきました。
ま―さんの自宅近くにはに田圃はないのですが、
薄暗に香る懐かしい匂いに、秋の訪れを感じます。
昨夜はまーさん、珍しくお酒を嗜み、
ふわふわと心地よく眠くなったところで、
そのまま寝てしまいました・・・(^^ゞ
何故お酒を飲んだか――
それは、昨日が「重陽の節句」だったからです。
九月九日は重陽の節句。
菊の節句で、長寿を祈る日です。昔は旧暦で数えたので、
ちょうど菊の花盛りでしたが、新暦のこの時期は、菊にはちょっと早いかも。
平安の時代、宮中では菊を飾って鑑賞したり、盃に菊の花びらを浮かべて
酒を飲んだり、詩歌を詠み合ったりと雅に過ごしたといいます。
また、さらに昔には収穫祭の意味合いの濃い行事で、栗の節句と呼ばれ、
栗ごはんなどで祝い、感謝を捧げたともいわれます。
『日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし―』
(文 白井明大 絵 有賀一広 東方出版)より。
江戸時代、幕府が公的行事として定めた五節句は、
人日の節句(1月7日)
上巳の節句(3月3日)
端午の節句(5月5日)
七夕の節句(7月7日)
重陽の節句(9月9日)
です。明治時代に廃止され、今では民間の年中行事として
私たちに馴染みの深いものです。
しかし「重陽の節句」だけは、
現在あまり重きを置かれていないように思います。
新暦になり、菊の花の季節とズレてしまったからでしょうか。
あるいは、比較的、子供が参加しにくい行事だからでしょうか。
節句は中国から伝わった風習で、
かの国では、奇数は縁起の良い陽の数字とされています。
ですから、一番大きな陽の数字「9」が重なる9月9日を
「重陽の節句」と呼ぶのです。
平安時代に「重陽の節会」として宮中行事となったこの節句が、
まーさんにはとても趣深く、風流に感じられます。
そこで昨日は、上記の本の言に従って、
菊の花びらを浮かべたお酒と、菊花、栗ご飯を用意してみました。

菊花を浮かべてみました。あくまで我流ですが・・・

栗ごはん。ですが、今日は「山菜栗おこわ」にしてみました。おこわ大好き^^

菊の花を買ってくるのを忘れたので(^^ゞ食用菊を浮かべて飾りました(笑)
お酒も栗おこわも美味しくて、ついついお腹いっぱいまで食べて飲んでしまい、
そのまま撃沈であります(*_*)
というわけで、ブログの更新は昨日のはずが、今朝となった次第でございます――

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