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『野心のすすめ』“ゆ~る”でない生き方

林真理子氏の『野心のすすめ』を読みました。


野心のすすめ (講談社現代新書)野心のすすめ (講談社現代新書)
(2013/04/18)
林 真理子

商品詳細を見る



一言でいえば、忘れかけていた「チャレンジ精神」を思い出させてくれる本です。
「自分ももう一花咲かせよう、いや咲かせねばならない」と発奮させられる本、
とでも言ったらいいでしょうか。

「野心」という言葉には、林氏の言う通り
「腹黒かったり身の程知らずであつかましいイメージ」があります。
およそ、平均的な日本人の心にはそぐわない、
ある意味、過激な言葉ではないかと思います。



氏に倣ってまーさんも「野心」を辞書で引いてみました。
すると、以下のように載っていました。

その人の経歴からは到底実現できそうもないとだれもが思っていることを、見事にやってのけて世間を驚かせようとひそかに抱く気持。(『新明解国語辞典 第六版』)

さすが新明解、いつもながら感心させられる面白さです(注)。



「野心」は「ひそかに抱く気持」だとすれば、林氏のように、常に「なりたい自分」を公にしてきた場合、それは「野心」ではなく言ってみれば「公開アファメーション」(??正確には少し違うと思いますが・・スイマセン)に近い気がします。が、ともかく、そのようにして氏は様々な欲望を思い通りに実現してきたのであります。



本書は、まーさんにとって「共感」「疑問」
両方の部分があります。以下、まとめてみます。



「共感」
○氏が三十を過ぎて「無知の知」(ソクラテスの教え。氏の解説を引用すると「自分が何も知らない、ということを知っている人間は、自分が無知であることを自覚していない人間よりも、もっといろいろなことを知りたい、学ばなければならない、と思える点で勝っている」)に目覚めたということ。
自分が無知であることは、まーさんも日々痛感しており、時に己が可哀想になるほどでもありますが、それこそが重要なのだという「無知の知」の教え、勇気づけられます。林氏もおそらくそうして自分を鼓舞してきたのではないかと推察します。


○世の中には歴然たるヒエラルキーが存在し、三流は三流で固まりやすく、ぼんやりしていてラクで、居心地が良いがつまらない)。一方、一流の人たちは本当に面白く、全てが輝きを放っており、そこに上り詰めるのは大変だが、ずっとこの人たちと一緒のところにいたいと思わせられる。
本当にその通りだと思います。何かを極めた人の面白さ・オーラはとてもまぶしく楽しく、とてつもないパワーをもらうことが出来ます。自分もそうありたいと強く願うようになります。


○たまには気前良く、自分に投資することは必要。好奇心の赴くままに行動したり、ここぞというときに前へ進んで行くためにも、人生を豊かにしてくれるお金は不可欠である。
この考え方から、氏は「女性も仕事を持って働くべき」と強く主張するのでしょう。確かに、魅力的な人間になるためには、自分への投資は絶対に必要だと思います。


○野村克也氏のことば「自分は特別な人間だという自信と、自分は普通の人間だという謙虚さ。この二つを持っていたい」

非常に重要な視点、バランス感覚だと思います。どちらか一方しか持ち合わせていない場合、あるいは人間的魅力に欠ける可能性も生まれると感じます。


○林氏は、現実に野心と向き合うのが怖くて、なかなか小説を書き出すことが出来ず、編集者の強い後押しで、ようやく腹を決めた。
分かるなあ。まーさんも「現実に野心と向き合うのが怖くて」こころざし半ばで諦めた事柄がいくつもあります。自分は『山月記』の李徴そのものだなあ、と心底あきれて自分にダメ出しし、焦燥感であふれかえっていました(ごく最近まで)。


○人に否定されたら、悔しい気持ちをパワーに変えていく。
無理だと思ってもやる。ここまでという枠を決めてやると、今の自分以上には成長できない。
○小林由紀子氏の話
「女性は入社後数年は「ウサギ」として可愛がられ、その間に仕事を覚え人間関係を築かねばならない。最初から「トラ」をやっていると生意気と嫌われる。が、いつかは使われる立場を脱却してトラにならねばならない。」

息子が生まれる前、仕事をしていた時のまーさんを思い出します。まさしくこんな感じでした。「悔しさをバネに」「無理してもやる」「ウサギのふりして実はトラ」
ただもう使命感と自己発展の欲求に突き動かされ、がむしゃらに仕事をしているうちに、まーさんは体を壊したのでした。



「疑問」

これは何といっても「専業主婦に関する林氏の見解」です。
氏は言います。
「家庭生活や子育てで人間が成長するということ自体は否定しないが、それは仕事での成長の比ではない。「子育てで人間的に成長しました」というのは単なる自画自賛だし信用していない。仕事でイヤなことに堪えていく胆力を鍛えていれば、子どもがないたくらいでうろたえない人間力は自然に身についている。」

・・・???
そうでしょうか?
詳細は忘れましたが、以前キャリアとしてバリバリに働いていた女性が、出産を機に退職して専業主婦になった途端、うつ病になったという記事を読みました。
「子育て」がどれほど大変で責任の重い仕事か。これは核家族で周囲の援助もほとんどなく、たった一人で育児を行っている専業主婦の皆さんなら、頷いていただけることだと思います。

林氏は専業主婦の経験がないので仕方のないことだとは思いますが、「育児での成長」と「仕事での成長」は全く方向の異なる種類のものです。育児は“幅が広がる成長”で、仕事は“縦に伸びる成長”という気がします。どちらも自己発展には変わりありません。

専業主婦はシャドーワークです。他者からのリスペクトもなければ金銭的報酬もありません。確かに氏の言う通り「自己顕示欲の少ない人」しか、この仕事には耐えられないと思います。

仕事をしながら子育てをするまーさんの友人達は、
「仕事がなかったら耐えられない。子供と一日中べったりなんて考えられない。保育所の先生は、しつけから何から全部面倒見てくれるので、本当に助かる。小学校に上がったら誰も面倒見てくれないので不安。」
「仕事は社会との接点を持てるという意味で生きがいになっている。自分も社会で役に立っているという満足感がないとやっていけない。」
と言います。

確かにそうですね。育児を一人で背負うのは本当にキツイし、シャドーワークに徹するには、相当の勇気と覚悟がいるのではないかと思います。
まあ、だからこそ林氏は「女性も仕事を持つべき」と言い切るのでしょうけど。

「夫婦がそれぞれに働いている(自立している)からこそ確認できる愛情がある」とも言っています。
それも一理あるでしょう。

しかし、ワーカホリックとどっぷり専業主婦の両方を経験したまーさんが今思うのは、ベクトルの違う二つの仕事はどちらも大変だし、それ相応の覚悟や生き方の見極めがないと、不満だらけの生活になる、ということです。

「人間にとってのいちばんの幸福は人から必要とされること」と氏は言います。また「人には人それぞれの生き方がある」とも言います。
人から必要とされる野心を、どの地点に見いだすか。仕事か、家庭か、はたまたボランティア等の社会活動か。
それこそ人それぞれだと思いますが、最初に戻りますと「野心」=「高望みをやってのけて世間を驚かせようとひそかに抱く気持」だとすれば、氏の言うように人生を俯瞰的に見て、自分の送りたい人生の目標を決め、それに向かって努力することが必要なのだと思います。

「野心」と「努力」は車の前輪と後輪のようなものだと林氏は言います。他者との比較でなく、自己実現に向けて努力する自分との戦い。一つの成功が更なる幸福願望を呼び寄せ、肥大化し続ける野心を満たすべく努力を続ける日々。

氏の最後の言葉はこうです。
「人の一生は短いのです。挑戦し続ける人生をの第一歩を踏み出して下さる方が、一人でも増えることを祈ります。」



そうですか――
「野心を持ち自己実現のために将来を見据えて努力を重ねること」現在のまーさんには、正直言って全く存在しない視点でした。
むしろ「今ハートの声に従って、刹那を大切に楽しく生きる」ということばかり考えていた気がします。
しかし、「野心と努力」と「刹那主義」は一見すると全くの別物ですが、もしかしたらこれを止揚するためのカギとなる何かがあるのではないか。それは「ハートの声に耳を傾ける」ということと深く関係するのではないか、とふと思ったりもしました。

それにしても、「野心」を持ち続け、恒常的な焦燥感と飢餓感を抱えつつ努力を続ける林氏の生き方。
まことに僭越ながら、かつての自分に近い感じを持ち、懐かしくも息苦しい気持ちを持ちました。同時に、氏の見解は、日本人特有の「横並び意識」「村社会」に批判的な一石を投じた気もして、ある種の爽快感も覚えました。

しかし、ごく最近「穏やかに生きる幸せ」に目覚めてしまったまーさんからすると、本書を読んでも、「よし!野心を持たねば!」とはならず、「野心、大切かもね。でも一瞬先はどうなっているか分からないこの世で、先々の目標のためだけに今を使うことはしたくないな。ではこれをどう止揚するか。」
と、また同じところに考えが戻って来るのであります。

まあ、とどのつまり「野心」という程のギラギラした感情はとっくに消えてしまって、「ゆるやかに面白いことを探している」のが、今のまーさんなのです。

とはいえ、友人達の言うように「自己の社会的有用性を確認する」ために、仕事を持つことも大切かもしれませんね。
最近は頭から消え去っていた「仕事」のことを考えるきっかけを与えてくれた本、それが『野心のすすめ』ということになりましょうか。

何とも“ゆ~る”な感想で締りがありませんが(笑)、ここまで長文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。



(注)『新明解国語辞典』は、面白い記述で有名な辞書です。
   例えば「恋愛」を引いてみると
   「特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無い
   と思うような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、 
   二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、
   それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば
   不安になるといった状態に身を置くこと。」
   とあります。
   わはは~~となりますよね。




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No title

今日のトピは抜群に面白かったです。

折りも折り、実は、65歳になって夫婦合わせてもらえる
年金の支給額は、新入社員の一年よりも少ない…

んん~、では今からなんか金儲けにつながることはないか、と
考えていたのでした。
そういうときに、こういうブログに出会えるのって、
ユングのいう共時性なのかしらん~?

野心も大志も英語に直せば、アンビシャス、ですわね。

野望とか野心は、その人の分にあっていない法外な望み、
って感じがします。
身分制がきっちり確率していた江戸時代は、野心を持つ人を
極端に嫌ったでしょうが…

今は、不確実性の時代です。
昨日のホームレスが億万長者、またその逆もしかり。

たしかに、子育てとお仕事のベクトルは全く違う。
一概に子育てが楽ちんで仕事こそ、本懐ってわけでもなさそう。

林さんは、一応成功した作家と認めてもらえているので
自分というものの、満足感はほかの人よりも高いと思うけど、

世のなかには、ルーティンワークで実にツマラナイものも多い。

子育ては、見返りが一切期待できない大きな義務ですが、
しかし、ものの見方を変えてみると、実にクリエイティブで面白い
ところもある。

仕事は、子育ては、と一元的には語れない複雑な世のなかです。
まーさんのおっしゃるとおり、だと思いますけどね。

No title

まーさんの文章は、本当に読みやすいです。
色んな経験をなさってきたからこその、深い思慮なんだなぁって、感嘆しながら拝読しました。

私は持病の事もあり、普通の人よりも経験値時代が少ないです。
何かを極めた事もないし、バイトの経験すらないのです。

そんな私から見ると、野心も眩しいものです。
でも、そんな強い生き方に憧れつつも、
身体的には穏やかな生き方しかできないので、
それなら、むしろそっちを極めよう!とフト思いましたv

まーさんのような、丁寧な生き方、ゆ~る生活を目指しますv

Re: No title

sadafusa様

今回の読書感想、面白かったと言っていただけてうれしいです!

「ユングのいう共時性」ってワタクシも感じること、よくあります。

「金儲けしたい」とおおっぴらにいうと、何か「つつましくない」とか
言われてしまう風潮が日本にはありますが、実際、物質・精神両面で
豊かな生活を送るためには、お金ってとても重要なものだと思います。

要は、自分のハートがどこまでお金や名誉を望んでいるかを、
じっくり観照して把握する必要があるってことですよね。
やりたくもないのに「野心を持て」と言われても、苦しいだけですし、
逆に「野心満々」の人が一歩を踏み出さず悶々としているのも苦しいでしょう。

格差社会の現在、思い通りの職に付ける人はほんの一握りですし、
おっしゃるようにルーティンワークがほとんどの現状です。
「仕事」する意味をどこに見いだすか(とにかくお金が欲しい、人に感謝されたい、
楽しく生きがいとしたい、旦那と対等になりたい?等々)で、その人のスタンスが
大きく変わってくると思います。

何とも難しいですよねえ~~

Re: No title

くるみ様

文章、読みやすいと言っていただけて安心しました(^^)

「野心のすすめ」って、
誰でも実践できる、もしくは実践したい本ではないですよね。
ワタクシも持病があるので、そんなにハードな仕事はできないし、
今はやりたいとも思いません。

くるみさんの穏やかで丁寧で、人や自然や芸術を大切にする生き方は、
ワタクシにとって、とても美しく魅力的です。

心の声に従って生きることが、一番大事なことですよね。

一緒にゆ~る生活、目指しましょう(笑)

人生の三大成長期

まーさん

とても面白い記事をありがとうございます。

私も、林氏の専業主婦感に疑問を抱きました。
江原氏だったか、誰だったかうろ覚えですが、
人間が大きく成長する三大イベントは、「子を持つ」「部下を持つ」「独立(企業)する」だそうです。

仕事には仕事の難しさがあります。
でも、子育てには子育ての難しさがあります。
同じ子育てにしても、色々なタイプの子がいて難しさも一様ではないでしょうし、親の魂の目的も色々でしょう。

私は専業主婦ではありませんが、だからこそ専業主婦で頑張っていらっしゃる方々の素晴らしさもよく見えます。
一方、もちろん仕事と育児の両立も、どちらも本気だとかなり大変です。
保育所で学んでくることもありますが、基本は面倒を見てくれているだけで、しつけは家庭です。(日本では違うのかな?)

要は、個々のケースで違うことかなと思いました。
林氏らしい感じではありますが(笑)

すばらしい

まーさんさんの書評面白いです。

>「育児での成長」と「仕事での成長」は全く方向の異なる種類のものです。育児は“幅が広がる成長”で、仕事は“縦に伸びる成長”という気がします。どちらも自己発展には変わりありません。

そのとおり!
仕事は「スクラップ アンド ビルド」で新しいものを以下につ切りだすか?の視点。極論を言えば、無くても困らない。
育児は、「育むこと」で、なにより、命にかかわることです。責任の重さが段違いです。私たちがいのちである以上、必須なんです。
両者は攻撃と防御というほどの役割の違いがある。


>「野心と努力」と「刹那主義」は一見すると全くの別物ですが、もしかしたらこれを止揚するためのカギとなる何かがあるのではないか。それは「ハートの声に耳を傾ける」ということと深く関係するのではないか、とふと思ったりもしました。

素晴らしい洞察です。
「努力と野心」は、成功の基準を、自分の外側の他者評価におくことになります。
その基準を内側に置くとき、両者は止揚されるでしょう。


>「無知の知」の教え

林さんは、「自分が無知であることを自覚していない人間よりも、もっといろいろなことを知りたい、学ばなければならない、と思える点で勝っている」と書いているけれど、勝ち負けじゃないんです(笑)。

しかも、知ったり学んだりすることは、「無知の知」から遠ざかります。
今、知っていることすべてを知らなかったとわかって初めて、「無知の知」のスタートです。

まーさんさんの、今の態度の方が、「無知の知」の理解に近いと思います。
感じること、体感すること、文字に表現できないことがあること・・・こういう知識として表すことができないところに答えがあるように感じています。


『新明解国語辞典』めっちゃ面白いですね。知らんかったわ。
私も昔から国語辞典読むのが好きだったんですけど・・・ある種の活字中毒(笑)。

No title

すこしだけ追記を。

まず訂正:
新しいものを以下につ切りだすか?の視点。→新しいものを如何に作りだすか?の視点。

美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」をご存知かと思うんですけど、この母ちゃんの価値が、子育ての価値なんです。

育てた子供が、子どもが社会に貢献することすべて、元の子育てに起因します。
人を作ることは、難事業ですよね♪でも楽しいのだろうなぁとも思います。(未経験なので)

No title

まーさん様

とても興味をもって記事を読ませていただきました。
まーさん様のお書きの通り、林さんの主張には、うなずける部分とえ?という部分がありますね。

違う意見に触れると、自分の思考や感じ方が明瞭になっていいものですね。
まとめていただき、ありがとうございます。

こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、子供の面倒を見る方が、仕事をしているときよりもしんどいと思うことがしばしばです。
特に、子供には理屈が通じないので、なかなか難儀します。

それぞれに大変な部分があるため、仕事をバリバリされている方にも、専業主婦をされている方にも、仕事と家庭の両方をお持ちの方にも、一人で逞しくいきる方にも、尊敬の念を持ちます。

みずがめ座の時代、自分も、まーさん様の言われる通り、ゆるやかに面白いことを、真面目に追求したいと思います。
秋の夜長に思考の種をいただき、ありがとうございます。

Re: 人生の三大成長期

凛様

コメントありがとうございました!!

「人間が大きく成長する三大イベントは、「子を持つ」「部下を持つ」「独立(企業)する」」
なるほど、そうですねえ~~
ワタクシは「子を持つ」しか経験がありませんが、息子の誕生によって自分の人間的幅は、
飛躍的に広がったと感じております。

「仕事の難しさ」「子育ての難しさ」は、仕事の種類や子供の性格がそれぞれ全く違うのですから、
一概に「こうである」とは括れませんよね。
凛様のおっしゃるように「個々のケースで違う」ということを、常に意識していなければ、
独善的になってしまうと思います。

日本の保育園は・・・それぞれの園の方針で異なるでしょうが、
友人は1歳から預けているので、必然的に、
「トイレトレーニング」「スプーン・フォーク・箸の使い方」
「食事のマナーのしつけ」「食の好き嫌いをなくす指導」
「あいさつの指導」「手洗いうがい」「着替えの仕方」etc・etc・・・
専業主婦ならば自分ですべて行うところを、保育士の方のサポートが
かなりの割合を占めていたということです。

子育ても、可能ならばある程度他者に任せる、というのも色々な意味で
良いのかもしれません。

Re: すばらしい

まるまるまるた様

書評面白い、と言っていただけて嬉しいデス^^

「育児は責任の重さが段違い。」そう認識してくれる方がいるだけで、
子育てに奮闘する主婦・主夫は救われると思います。

「ヨイトマケの唄」を聴くと、母親業は、人間の心と体を育て世に送り出す、
生物としての大変な重責を担っていると痛切に感じます。
育児は本当に難しいけれども「誇れる仕事」ですね。


「「努力と野心」は、成功の基準を、自分の外側の他者評価におくことになります。
その基準を内側に置くとき、両者は止揚されるでしょう。」
卓見ですな(@_@)まるまるまるた様こそ、素晴らしいです^^


「無知の知」
そういうことだったんですか!!
ワタクシ、高校の倫理程度の知識しかなく、
ここでも自分の無知が露呈してしまい、お恥ずかしい・・・(大汗)
しかし、林氏は書籍として全国に己の勘違い(失礼!)を披露してしまったわけで、
それに比べたら、ワタクシはまだよかったかな、と(笑)
「無知の知の自覚が、唯一の人間の知恵」
なるほど。『ソクラテスの弁明』読んでみようかなと思います。


『新明解』辞書好きのまるまるまるた様には、超お勧めで~す!!
(『舟を編む』はお読みになりました??)
楽しくなりたい時に、ぜひこの一冊をヽ(^。^)ノ


Re: No title

ドナ夫様

コメントありがとうございます!
興味を以って読んでいただき、嬉しく思います。

「違う意見に触れると、自分の思考や感じ方が明瞭になる」
お~~まさしくその通りですね。
ドナ夫様のご指摘で、改めて気づきました。
読書の楽しみは、そんなところにもあるのですねえ、
気づきをありがとうございます。


「こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、子供の面倒を見る方が、
仕事をしているときよりもしんどいと思うことがしばしばです。
特に、子供には理屈が通じないので、なかなか難儀します」

そうですそうです!!ワタクシも同じことを言いたかったのです!!
ここが育児の難しい所ですね(@_@)
仕事ならば、論理的思考と努力で、ある程度自分の納得できる結果を出すことが出来、
他者からの感謝とリスペクト、金銭的報酬も得られて、自己満足の幸せを味わうことが出来ます。

しかし子育ては、自分の思い通りに事を運ぶことはほぼ100パーセント不可能、
何が起こるか予測不能、理屈も通じない。そして、感謝もお金も得られない(笑)
忍耐と、寛容と、オープンマインドが常に求められます。
外での仕事の進め方に慣れきっていたまーさんには、育児はまさに、
修行に近いものを感じました(笑)

しかし、息子が生まれる前から、
「自分と子供は全く別の魂を持った存在なのだから、
決して自分の考えを押し付けるようなことはすまい」
と決めていたので、その結果、彼独特の思考・行動・感情を丸ごとシェアでき、
ワタクシの心は、忍耐力や他者尊重の意識も含めて、格段に成長したと思っております。

もちろん、人生を仕事一本にかけて打ち込まれる方、家族のために主婦業に徹する方、
共働きで二人の時間を大切にされる方、仕事・家庭・育児に奔走される方、
持病やハンデがある方・・・その他いろいろな生き方があ理、それぞれ素晴らしいと思います。

全ての人間が、日々、自分の人生を手探りで模索されている、
そのことに、ワタクシは、深い感動と尊敬の気持ちを持つのです。

No title

そうなんですね!

うちの子は7ヶ月から、週4でいっていますが、
こちらでは、週五で保育園に行く子はまずいませんし、
トイレトレーニングも家主導、
食事のマナー、好き嫌いに関しては保育所はほぼノータッチです。
良い面としては、上の子供達の刺激を受けてくることでしょうか。

日本とは大きな違いですね。

でも、子育てを放棄していない限り、表で言わないだけで、日本の働くお母さん方々もものすごい苦労をされていらっしゃると思います。だって言えば、じゃあ辞めればと言われかねないですからね。
私も、普段、同じ立場の人以外には大変な部分は言わないようにしています。マーさんのーお友達に似たようなことを言っています。

でも正直なところ、一緒にいる時間が足りてない分、子供の精神面の発達に影響がないかとか、常に気になります。でも、時間も限られる中、いつもくたくたです。
だから、私的には、働いている方が楽、ということも決してないと思っています。

すみません、「企業」ではなく「起業」の間違いでしたσ(^_^;)

Re: No title

凛様

お仕事と主婦業を両立させていらっしゃる凛様はじめ、多くの女性の方々
本当に頭が下がります。
限られた時間の中で、いかに効率よく二つのことをこなすか。
心身ともにフル回転させて、本当にお疲れになることと思います。

多分ワタクシの友人も、凛様と同じことを、多少なりとも心の中で思っていることでしょう。
確かに、外での仕事は生きがいになりますが、例えば子供が熱を出したと言えば、
会社を休んで面倒を見るのは、どうしても女性のほうになりますし、
そんなことを続けていると「だから女は使えない」と会社側に言われてしまう。
(いまだにこういう風潮は根強くあるようです)
仕事も家庭も切り盛りすることは、もしかしたら、どこかで妥協しなければならないことにも
直面して、歯がゆい思いをすることもあるのだろうなあ、と彼女たちの話を聴いてて思うのです。
(特に友人の一人は、元々子どもを持たないつもりでいましたから、仕事の時間を子供に取られることに、
大いなる抵抗感があるようです・・・)

働くお母さんは、お子さんと過ごす時間の短いことを懸念される方、多いですが、
きっと子供達は、そうして頑張っているお母さんの背中を見て育っているので、
今も、そして将来も、お母さんのことを尊敬し、いたわる気持ちは、
もしかしたら、専業主婦の子供達より、強いかもしれないと、ふと思ったりします。

凛様のお子さんも、きっとそんな気持ちで
お母さんのことを見つめていらっしゃるのだと確信します^^



日常の非凡・・・。

「野心」という程のギラギラした感情はとっくに消えてしまって、「ゆるやかに面白いことを探している」とありました。

日常の等身大の自分、「素顔の自分自身」を大切にしている、ということでしょうね。

色心不二 (しきしんふに)という仏教用語があります。

「色」とは「色法」のことで、物質・肉体など外形的なものをいいます。

「心」とは「心法」のことで、目に見えない精神的側面をいいます。

「不二」とは、表面的には色・心、肉体と精神は別々のものとして区別されるが、その深い次元おいては、一つに融合していることを表現しています。

次に依正不二 (えしょうふに)という言葉があります。

「正」とは生命それ自体。つまり自分自身です。
「依」とは生命である自分(正)を取り巻く自然世界や環境。
「依」と「正」は別々のように見えて実際は「不二」、
「自分と自分の周りを取り巻く環境は、別のものではなく一体であり、周りで起きる出来事も、周りにいる人間も、全て自分自身の心の状態を投影させたものである」という意味です。

自分の心の状態を映した影ですから、自分が動けば影も動きます。決して、影がまずあって、自分がそれに引きずられる訳ではありません。
私達の周りにあるものは自分を映す鏡。起こる事実も、その解釈の仕方もどちらも自分の心の状態で決まります。だから、周りの環境を変えたかったらまず自分を変えるしかありません。変えられるものは自分だけ。強い主体性があれば、周りの環境を変えられます。

理屈は仮に理解できたとしても、現実生活で実践していくのは決して容易ではありません。
ただほんの少しずつでも取り組んでいく姿勢というものが大切なことかもしれません。

少々、本題とは異なるかもしれませんが、自分自身という主体性が根本であり、それ自身が揺るぎないものであれば、枝葉は何とかなるモノなのでしょうね。

まーさん様、林 真理子に負けてません。名もなき一般庶民にこそ底知れぬパワー、潜んでいます。



Re: 日常の非凡・・・。

ハゼドン様

コメントありがとうございます。
色心不二、依正不二、
覚えておきたい言葉です。
教えていただきありがとうございます。
ワタクシも仏教の教えが好きです。
宮沢賢治も言う「わたくしという現象」との考え、
自分が宇宙の彼方まで限りなく広がっていくような
解放感と安心感を覚えます。

ワタクシ、林真理子さんに負けてませんか(@_@)
ぜひ、そうありたいです(^^ゞ
名もなき一般庶民として、
喘ぎつつもパワーを出していきたいと思います(笑)
プロフィール

まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

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