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目に見えるモノと見えないモノ

昨日は二十四節気の「小雪」でした。七十二候では「虹蔵れて見えず(にじかくれてみえず)」だそうです。

すっかりお馴染みなった『日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし―』(文 白井明大 絵 有賀一広 東邦出版)より引用します。

「小雪」
寒さが進み、そろそろ雪が降りはじめるころのこと。とはいえ雪はまださほど大きくなく、寒さもそこまではありません。
「虹蔵れて見えず」
虹を見かけることが少なくなるころ。北陸では、冬季雷と呼ばれる雷が増してきます。(新暦では、およそ十一月二十二日~十一月二十六日ごろ)


本書を見ると、今日・勤労感謝の日は「てぶくろの日」だそうです。「これから寒くなってくる時期なので、手がかじかまないように」と、昭和五十六年(1981年)に決められたとのこと。日本には、実に色々な記念日(的なもの)がありますね。

てぶくろ――まーさんはついこの間、黒い皮手袋を新調しました。日の差さない冬日の北風は、手指に応えます(@_@)まーさんは寒がりなので、マフラー・手袋は必需品です。今年はこの、ぴっちりした温かい皮手袋が、心強い?外出の供となってくれることでしょう(笑)


              ◇


ところで今日は「目に見えるモノと見えないモノ」についての面白いお話を一つご紹介します。息子とそのお友達のエピソードです。

我が家の息子さま、学校が終わると、ほぼ毎日のようにお友達と遊びに出かけます。昨日は、友達I君がまず我が家に寄り、それから息子と二人で友達Y君の家に向かう、との約束をして帰って来ました。

息子が帰宅してしばらくすると、I君がやってきて、エントランスのインターホンを押しました(ウチはオートロックマンションなので、来客者はまず、エントランスでその家の人を呼び出します)。息子はインターホンの受話器を取り、マンションの入り口を開けてI君を中に入れました。そして自分もすぐにエレベーターで、エントランスに向かいました。

ところが――
息子はすぐ家に帰って来て、
「I君がいない。どこに行っちゃったんだろう・・??」
と当惑の面持ちで言うのでした。

え?ついさっきマンション内に入ってもらったのに、いないってどういうこと?
まーさんも何故なのかよく分からず、
「どうしたんだろう、どこに行ったのかなあ」
と一緒になって困っていました。

すると息子は、
「もしかしたらI君、一人でY君の家に行っちゃったのかもしれない」
と言って、ベランダから外を覗きました。
まーさんは、
≪まさかそんなことあるまい。だって今来たばかりなのに、なぜ息子との約束を違えて、一人で急にY君の家に行ってしまうのか。そんなことは考えられない≫
と思っておりました。

しかし・・・!!
ベランダから外を見ていた息子は、
「あ!!いる!!I君だ。あそこ歩いてるよ!!」
と言って、近くの横断歩道を指さしました。すると、本当にI君はY君の家のほうに向かって小走りに歩いているのです。

まーさんも息子も訳が分からず、顔を見合わせていましたが、突如息子は、
「オレもY君の家に行く!早くしないと遊ぶ時間なくなっちゃうから!お母さん、一緒に来て!」
と焦って叫びました。
まーさんは、風邪が治りきっておらず、咳がひどくて動きたくなかったので、いつもは息子の要望に従って遊びに出かける時は送り迎えをするのですが、この日は、
「一人で行ってくれば。大丈夫だよ、皆一人で遊びに行ってるじゃない。」
と言いました。
すると息子は、
「一人じゃ行けない!だって不審者が出るもん。先生だって一人で遊びに行っちゃダメって言ってるもん!!!あ~~もう遊ぶ時間なくなっちゃう!!!うわ~~~~~ん(大泣)」
と言って、顔をくしゃくしゃにして泣いたのでした。

そうなのです。息子は、学校や家でしつこく注意された「不審者に気を付けよ」の言葉が、強烈な恐怖として心に染みつき、一人で遊びに出かけることが出来ないのです。

もちろん、他の子供達は、たとえ女の子であっても、平気で一人で遊びに出かけていますので、我が家の息子が並はずれた怖がりなのだ、と言ってしまえばそれまでです。

しかし、不審者情報は本当に頻繁に報告され、現に昨日も、学校からのメールにて不審者情報が通知されており、「ご家庭でも注意を促してください」との文言がそこに書かれてあるわけです。

世界でも類を見ない安全・安心な国として、オリンピック招致の際にもアピールされた日本ですが、それでも昔に比べたら、日常生活の危険度は確実に増していると言えます。

怖いから一人で行けない、でも遊びたい、と大泣きする息子を前に、風邪引きのまーさんは致し方なく、大マスクにコートの襟を立て、それこそ不審者じみた格好ですが(汗)息子と共に外へと向かいました。
しかしエントランスから出ようとしたその時、向こうから何と、I君とY君が連れ立ってやって来たのです。

それまで、
「I君は約束破って云々・・・(怒&泣)」
とブーたれていた息子は、二人を見た途端ケロッと機嫌を直して、
「ウチであそぼー!!」
と言って、夕焼けチャイムが鳴るまで三人仲良くまーさん宅で遊んで帰ったというわけです。

ところで。
なぜI君は息子との約束を違えて一人Y君宅へ向かったのか。
我が家に向かうエレベーターの中で、息子がその理由を訪ねました。すると・・・
「だって、○○くん(息子)の家に行こうと思ってエレベーターに乗ろうとしたら、Kさん(マンションに住む上級生の女の子)が『そのエレベーター・・出るよ・・(化け物が)』って言うんだもん。だから、二人で乗った方がいいと思って、Y君を呼びに行ったんだよ」
と・・・(◎_◎;)

一人きりのエレベーターに化け物が出る恐怖・・・その恐怖に慌てふためいたI君は、援軍を求めてY君の家に急いだ、というのが、この行き違いの真相だったのです。




子供の恐怖は、いろんな所にいろんな形でちりばめられているものなのですね。あるいは目に見える恐怖「不審者」、あるいは目に見えない恐怖「化け物」――

「化け物」についてはまーさん、日本文化に古くから根づく「目に見えないモノへの畏敬」の一種と思い、ある意味好ましい現象と感じます。暗い廊下やトイレ、押し入れ、誰もいない部屋等に、何か得体の知れないモノ達がうごめいていると感じることは、心の陰影を大切にしてきた日本人の在り方を、子供達が正しく継承していると思い、「よしよし」という気持ちになります(笑)

しかし、我が息子が感じている「目に見える恐怖」。これについては、無理だと分かってはいますが、古き良き日本の復活を願わずにはいられません。即ち、まーさんが子供の頃過ごしたような、「どこの家も玄関の鍵をかけず、近所の人が自由に出入りする」ような社会。

ありえませんよね、そんな世の中(苦笑)

しかし、息子に「マンションで会った人には、たとえ顔見知りでなくとも挨拶をしなさい」と教える一方、「知らない人には十分気を付けなさい」と教えねばならない矛盾が、常々どうにも遣り切れないわけであります。

過去の日本に戻ることは不可能ですが、ご近所コミュニティーの新たな構築ということも含めて、少なくとも、現在の日本が持っている美点(おかげさま・おもてなし・おたがいさま等の心)を無くさないよう、努力していきたいと考える次第です。



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非公開コメント

No title

うーん、面白いですね、子供の世界って。
マーさんの息子さんが不審者に感じているように、大人の説明の仕方には気をつけないといけないなと思うことが私も最近ありました。

それまで息子はビーチ大好きで、波際でも平気で遊んでいたのに、
あるとき突然、ビーチにきても波打ち際を避けるようになったのです。
サッカーをしていて波打ち際にボールが行くのもいやなようで、私達がそれを取りに行こうとすると泣いて止めるようになりました。
最初は、何でだろうと思い、大丈夫だよーといいながらわざと足を水tにつけたりしていたのですが、泣きじゃくって止めるのです。

どうも、保育所の先生が、海にはサメがいるから危ない、と言ったらしいということが大分後になってわかりました。

先生が言っていることも正しいのですが、言い方に気をつけないと変に恐怖心だけを強めてしまうなと思いました。

そういえば、子供の頃って沢山怖いものあったなーと思い出しました。

矛盾のある世の中

まーさん、少しずつ回復されているようで、よかったです。
でも、無理は禁物、ご家族の協力を得ながら、ゆっくりなさってくださいね。
昔は日本のカレンダーは24の季節があったのですね・・・というか、いまも本当はあるのでしょうが、日本の風土に根差した、繊細で奥深い24季、いいですね。小雪・・・東北ではもう降り積もっていますものね。寒くなりました。(>_<)

息子さんもとても繊細で日本人らしい感性をお持ちなのですね。賢い証拠。
先生のメッセージもイメージとしてしっかり汲みとり、なおかつお友達も大切にして、決して責めたりせず、言いたいこともきちんと言えて・・・。しっかりものですね。
しかし、「不審者」という言葉は強烈なようですね。
あまりに強すぎる為に、本来の大切なものも見失ってしまうような・・・お友達もエレベーターに一人で乗れなくなってしまったり、何を一番大切にすべきなのか、優先順位を忘れてしまいます。
挨拶や、地域のコミュニティーと親しくするのも大切、でも、やはり警戒も必要で・・・その微妙なニュアンスを子供に教えていかなければならないなんて・・・時代が進むにつれて、教えることが多くなった、いやな世の中ですね。

Re: No title

凛様

凛様の息子さんと同じようなことが、ウチの息子にもありましたよ~~

幼稚園年少の時、プールの時間に中々水から出ようとしない子供達に対し、先生が
「早く出ない子はオオカミに食べられちゃうよ~(若干意味不明・・)」
と脅かしたそうです。
それ以来息子はその先生が怖くなって一種のトラウマになり、先生を見るたびに
逃げ隠れして大泣きしていました。

子供の心はとてもナイーブですね。でも振り返ってみれば自分も子供の頃、
そんな風に世界の様々なものを怖がっていたなあと、思い出します。
凛様のおっしゃる通りです!!

Re: 矛盾のある世の中

美雨様

お気遣いありがとうございます。
少し具合が良くなるとついつい無理してしまうので、気を付けねば・・・(笑)
今日も実は、重要な外出の用事があったのですが、
大事をとって辞めておこうかなと思っています。

ウチの息子はとってもおバカで我儘なのですが(汗)
ワタクシと違って、物事をはっきり言えるタイプであることは
評価しています(^^ゞ
そして、極端な怖がりであることも、逆に男らしいかなと・・・
(狩猟に出る男が、動物に殺されず生き残るためには、
強い恐怖心を持っていなくてはならなかったと、何かの本で読みました。)

「人を見たら泥棒と思え」的なことを教えつつ、「誰にでも挨拶はしっかりと」
と教えるのは、かなりの矛盾があって苦しいです(苦笑)
「世の中矛盾だらけなんだ」と、そのまま子供に伝えるしかないのでしょうかね。
しかし、そんな難しいことを言っても、意外と子供はそれを理解してしまうもので、
侮れないなあ、といつも思います(驚)

小さな

お子さんがいると、特に目に見える恐怖って
最近、気をつけないといけない世の中になって
きておりますね。
(小さなお子さんに限らなくなって来ておりますが)

しかし
目に見えないなにか・・・・
それは、昔の日本には、いた!と確信しております。
うちの田舎にはいましたよ!(T_T)
今は、なかなかそんな風景に巡り会う事がなくなって
しまいましたが・・・・

息子君・・・・かわいい時期ですねぇ。
そのうちに・・・・

Re: 小さな

マルボーズ隊員様

「お母さん、一緒に来て~~」
は、いつまで聞けるのでせうか??
もう来年あたり、
「お母さん、近づかないで!!」
に変わっちゃうのかな(寂)
まあ、いつまでもママ~じゃ困りますけどねえ(汗)

目に見えない何か・・・
いますよね!!

マルさん見たんですか?!
そのお話詳しく聴きたいですなあ。

ワタクシも、気配は感じるのですが、見たことは・・・
あ、小さい頃は他の人には見えないお友達二人と、
いつも遊んでましたけど・・・(@_@)

こんにちは!!
ひかりです

子供達の世界、新鮮ですね^_^

忘れかけている何かを、思い出した様な気持ちになりました

お子さんは不審者と言う人に恐怖を抱いているんですね〜

そして気を付けている!
なんとも素直な気持ち!!

私も見習います!!

私も子供頃おばぁちゃんに、夕方になると、函館山からヤマンバ出て来て拐われるよっと、一言!!

私は夕方前には帰宅するよになりました(笑)

話しはそれましたが、純粋なお話し、ありがとうございます



Re: タイトルなし

ひかり様

「子供頃おばぁちゃんに、夕方になると、函館山からヤマンバ出て来て拐われるよっ」
こういうお話が、ワタクシすごく好きです^^
子供にはこういう、お年寄りから伝えられる「得体の知れないモノへの恐怖」
って必要不可欠なのでは、くらいに思ってしまいます(^^ゞ

子供を見ていると、ワタクシもその世界を追体験させてもらえるので、とても面白いし、
何だか得した気分ですv

No title

まーさん、こんばんは。

ちびくまのブログに訪問&コメントいただきありがとうございました!
少しは体調良くなられましたでしょうか?

ウチの甥っ子達は家の近所が特に物騒という事もあり、
「暗くなったら子供だけで外に出ちゃダメ!」との教えをず~っと守ってます。
ちびくま家から甥っ子達の家まで大人の足で徒歩3分程ですが、
「何かあっては!」と思うのでこちらも放っておけません。

> 「マンションで会った人には、たとえ顔見知りでなくとも挨拶をしなさい」
そして彼等はこれを実行しています。
難しい世の中です...

Re: No title

ちびくま様

コメントありがとうございます*\(^o^)/*

ちびくま様の甥っ子さん達も、ウチの息子と同じ状況なのですね(u_u)
暗くなったら外に出ないは鉄則ですよね。そして「マンション内では挨拶」なかなかに難しいものです(´・_・`)

お友達の中には、女の子でも暗くなるまで外で遊んで、一人で帰ろうとする子もいるので!(◎_◎;)こちらが怖くなり、つい家まで送っていってしまったりします(汗)

ワタクシの体調は、だいぶ持ち直してきました。
お気遣いありがとうございます(o^^o)

No title

こんにちは。私もかなり怖がりの子供でしたので、分からなくもないです。怖いものを克服するのもまた成長なんでしょうね。

ところで、ブログの相互リンクお願いしたいのですが、如何でじょうか。

Re: No title

yuccalina 様

子供の頃って、本当に怖いものいっぱいでしたよね。
息子を見てると、そんな昔の自分を思い出します^^

相互リンク、ぜひぜひお願いします!
ありがとうございます!嬉しいデス^^
早速リンクさせていただきます(*^^)v
プロフィール

まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

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