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まーさん超訳『竹取物語』~たけとりの翁とかぐや姫①~

まさに師走。
何やかやと忙しく、毎日を過ごしております。

ところで。
12月17日は、まーさん夫婦の結婚記念日でした。

が、特に何もせず・・・
家族全員忙しいもので・・・
とりあえず、ケーキとワインでお祝いはしました(笑)

また改めて、小さなパーティでもしたいと考えております。

結婚11年。あっという間ですね。
一夫一婦制の結婚形態。古代日本のおおらかな結婚形態に比べ、ある種の息苦しさも確かにあります。しかしそれ以上に、一人の人間と深く関りあうことで得られる学びと安定感も多いと、まーさんは感じます。
この11年を振り返ると、実に多くの学びがありました。人間として、格段に成長したという思いです。

勿論、結婚だけが人間の成長ではありません。独身の方もまた、仕事や人間関係や様々な愛の形を通して、既婚者には望めない多くの学びを経験されていることと思います。

今日からまーさん超訳で綴ります『竹取物語』の主人公かぐや姫も、地球では独身を貫いて月へと帰還いたしましたが、やはり、様々な人間関係・様々な愛の形を経験し、魂の成長を得られたのではないかと考えます。





それでは、まーさん超訳『竹取物語』、始めたいと思います。





『竹取物語』~竹取の翁とかぐや姫①~


 今となっては昔のことだが、

「たけとりの翁(おきな)」というものがおったそうな。

野山に分け入り竹を取っては、色々なものを作っておった。

その名は、「さぬきのみやつこ」と言ったとか。


 翁は、毎日毎日竹を取りに出かけておったが、ある日のこと、

その竹の中に、根本が光るものを一本見つけたそうな。

不思議に思って近づいてみると、筒の中が光っている。

よくよく見ると、驚いたことに、三寸ほどの大きさの人が、

たいそう可愛らしい姿でそこに座っている。翁は、

「あなた様のことを見つけられたのは、わたしが朝に夕に見ている

竹の中にいらっしゃったからこそでございます。

あなた様は竹で作った籠(こ)ならぬ、わたしの子(こ)に

おなりになる運命の人のようですね」

と言った。そして手の中にさっと入れて、家へと持ち帰って来た。

それからは、妻の嫗(おうな)に預けて、その子を育てさせた。

その可愛らしいことといったら、もうこの上もない。

たいそう小さいので、翁の家にはたくさんある、

竹の籠に入れてお育てした。


 たけとりの翁は、毎日毎日竹を取るのだが、

この子を見つけてからというもの、

竹を取るとその節と節との間にある空洞ごとに、

黄金のある竹を見つけることがたび重なった。

こうして、翁はだんだんと豊かになっていったのである。


 この子供は育てるうちに、驚くべき早さでずんずんと

大きくなってゆく。そして、家に来てから三ヶ月ほどで、

すっかり一人前の大人くらいの大きさに成長してしまった。

そこで翁と嫗は、髪あげ(女性の成人式)などの準備をあれこれ

して式を行い、この子に成人の証である裳(も)を着せた。

二人はこの子を、帳(とばり)の中から一切外に出さず、

まるで貴族の姫君のように大事に大事にお育てになった。

この姫君の姿かたちから溢れ出る気品と美しさは例えようもなく、

建物の中は姫のまばゆいばかりの光に満ちて、暗い所など一切なかった。

翁は、気分が悪く苦しい時も、この子を見るとたちまちに苦しさが消えて

なくなってしまい、腹立たしいことすらも、静まってしまうのである。






次回に続きます。



*参考文献
・『日本古典文学全集8 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』(小学館)
・岩波古語辞典(大野晋 佐竹昭広 前田金五郎 編) 



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非公開コメント

ご結婚記念日だったのですね!
おめでとうございます。

ご結婚生活、そして子育てを通して、たくさんのご経験やご苦労、そして、一言では言い尽くすことの出来ないほどのたくさんの喜びを得られたこととお察し致します。

これからも、まーさん様の素敵なブログを楽しみにしております。

かぐや姫、次回も楽しみです~\(^o^)/

Re: タイトルなし

ダメパパ様

おはようございます!
お祝いのお言葉、ありがとうございます^ ^

時が経つのは早いものですね〜
次の10年も、あっという間に過ぎて行く気がします(汗)

今の家族と過ごした日々・これから過ごす日々を
大切にしたいと改めて思いました^ ^

かぐや姫の超訳も応援いただき、ありがとうございます*\(^o^)/*

No title

ご結婚記念日、おめでとうございます!
きっと素敵な11年でいらしたのでしょうね。
結婚から学び、得られるものは沢山ありますね。
おっしゃるように、結婚しないことから学んだり得たりできるものも沢山あると思いますが。

『竹取物語』は、考えてみると不思議なお話ですね。
何か、解釈とかあるのでしょうか・・・。
超訳の続きを楽しみにしていますね^^

No title

11周年、おめでとうございます*\(^o^)/*

11年、色々なことがおありだっただろうと思います。
また改めてご夫婦でゆっくりとお祝いできるといいですね。

確かに1対1の密度の濃い関係って、色々と気づかされ、鍛えられますね。
特に、自分を刺激する相手を選んできているでしょうからね。

竹取物語は、私にとって古代の宇宙人のお話なので、興味があります。

Re: No title

Ariane様

すっかりリコメが遅れてしまいました(汗)

お祝いのお言葉、ありがとうございます^^
結婚生活から学んだことは数限りなく、
大変なことも多くありましたが、
紆余曲折を経て、今ようやく夫とワタクシの間に
「チーム感」のようなものが生まれつつある気がします。

『竹取物語』は、それまでの神話伝承の世界から一歩抜きん出て、
文学としての価値が最初に認められた作品であると思います。
そこには、いかにも知識人が描いたことを感じさせる、
シニカルな諧謔性や言葉遊び、神話伝承の継承、そしてナマの人間描写も盛り込まれ、
作品論としても、様々な解釈がなされております。

ワタクシも改めて『竹取』を訳してみることで、
何か新しい発見ができたらいいなと思っております。




Re: No title

凛様

リコメが遅くなりました(@_@)

お祝いのお言葉、ありがとうございます^^
凛様、Ariane様、そしてワタクシと、
同じ結婚11年目であるということに、
本当に不思議なご縁を感じます(驚)

「特に、自分を刺激する相手を選んできている」
そうか、そうですね。
我々はだから、結婚した相手から学ぶことが沢山あるのですね。

『竹取物語』って宇宙人のお話ですよね~~
そういう観点も頭に置きつつ、
『竹取』の現代語訳を進めてみたいと思います^^
何となくワクワクしますね~~

プロフィール

まーさん

Author:まーさん
息子と夫と私、考え方も行動もてんでバラバラな3人で暮らしています(笑)でも仲良しです。
音楽、映画、読書が好き。芸術鑑賞、外国語、旅行も好きです。ゆ~る・じゃぱんでは、日本大好きまーさんが暮らしのに漂う日本の香り・日本文化をゆる~く綴っていきます。

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